<鈴木亮平×有村架純>大阪の下町で暮らす主人公の兄妹役で初共演 直木賞受賞のベストセラー「花まんま」が映画化 2025年春公開(コメント全文)
俳優の鈴木亮平さんと有村架純さんが、2025年春公開予定の映画「花まんま」(前田哲監督)で主人公の兄妹役を演じることが8月7日、明らかになった。鈴木さんと有村さんが共演するのは初めて。原作は、第133回直木賞(2005年)を受賞した朱川湊人さんの同名の短編集(文春文庫)。鈴木さんは早くに両親を亡くし、大阪の下町で妹の親代わりとして生きる熱血漢の兄・加藤俊樹役を、有村さんは結婚を控えている妹のフミ子役を演じる。
映画は、大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹が主人公。兄の俊樹は、死んだ父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、妹のフミ子を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に二人で封印したはずの、フミ子の“秘密”が今になってよみがえり……と展開する。
「花まんま」とは、子どものままごと遊びで作った“花のお弁当”を意味し、大切なひとへ贈り届けるキーアイテムとなっている。
本作について、鈴木さんは「兄妹の絆はもとより、親と子、家族がそれぞれを強く思い合う姿を描いた胸に迫る作品」とコメントを寄せ、有村さんは「ただ大切に思うそれぞれの心がおかしくて温かくて」と語った。
鈴木さんと有村さんはともに関西出身ということもあって、舞台設定地域である関西圏の軽妙なせりふ回しはもちろん、撮影現場での打ち合わせや休憩時間でも自然体で会話する場面が多く見受けられたという。
鈴木さんは「関西弁で演じるのは久しぶりでしたが、ネイティブの言葉で演じられることの喜びを改めて実感する、楽しい撮影期間でした」と打ち明けた。劇中で鈴木さん演じる兄の俊樹を「兄(にい)やん」と呼ぶ有村さんは、「生まれた時から一緒にいるような、本当なら無いはずの兄やんとの時間がそこにはありました」と振り返った。
併せて、映画のファーストビジュアルも公開された。鈴木さんと有村さんが演じる兄妹の表情と、ままごとで作った“花のお弁当”を写し出している。