続々スイッチ「SM10」 T、M、K…みんなのソールは?/米ツアーで見つけた最新ギア
シャウフェレはまさにこの進化を語っている。「丸く見えるようになって、構えやすくなったし、開きやすくもなったよ。スピンが前より入るようになった」 ホマは球の低さに言及。「僕は球が低く出るのが好きなんだ。新しいウェッジを試すときは、『自分でつかまえにいかずともちゃんと低く出るか』、まずはそこを見る。SM10は申し分なかったよ」。ホマは自分のアプローチを「ピンチカット」と呼んでいて、いわゆる「低く出て、スピンが入って、わずかに右に落ちる球」で距離感を作っている。「SM10はまさに、そのほんのちょっと右に落ちる球が打てる。その球が出るならば、僕はハッピーなのさ」
今回は「L」グラインドがなくなり(プロ用には存在する)、新たにトレーリングエッジ(ソールのバックフェース側)とトウ・ヒールを落とした「Tグラインド」がツアーでは主力となっている。バウンスは4度。なかなか素人には難しく見えるが、フェースを開いて自分でバウンスを作れるプロにとっては、バウンスがあり過ぎると邪魔になってしまうのだろう。 オーベリなどバウンスをやや使いたいプロは、「Mグラインド」を使っている。一方でシャウフェレはバウンスをしっかり使いたいので「Kグラインド」と、ソール幅はかなり広い。アプローチで使うような60度前後のウェッジ(LW)はだいたいT、M、K、S(フルソールのFからトレーリングエッジをやや落としたモデル)に分かれている。 日本での発売は3月予定。追加情報を待たれよ。(編集部/服部謙二郎)