高梨雄平投手をねぎらう原辰徳監督(画像:日テレジータス)

◇プロ野球セ・リーグ 巨人5-1DeNA（12日、東京ドーム） 巨人の原辰徳監督は8回2アウトランナーなしで、先発の山崎伊織投手の交代を決めました。この時の球数は111球でした。8回まで投げ切らせなかったところでの交代にはワケがありました。 【画像】阪神戦で本塁打を打たれた後の高梨雄平投手 それは「中継ぎ陣への信頼を示すため」。 「少しリリーフ陣がちょっと不安な状況になりつつあるのでね、ここはブルペン陣にたくそうというところで、伊織に伝えて、『分かった』というね」 そして、マウンドに姿を見せたのは高梨雄平投手。前回登板の阪神戦では、1球を投げて原口文仁選手に2ランホームランを献上していました。 「高梨は非常に大事なピッチャーだし、このところ少しね、ちょっと不安を感じているところも・・・高梨だけじゃなくてね。リリーフなくしてペナントを戦うのは非常に難しいところでね」とあえて高梨投手にマウンドを踏ませた理由を語りました。 DeNA佐野恵太選手に初球のシュートを二遊間に打ち返されますが、吉川尚輝選手が素晴らしい守備を見せ、3アウト目を取りました。続く9回も高梨投手は準備をしていましたが、代打に右の桑原将志選手が出てきたこともあり、一度マウンドには上がったものの、交代となりました。 前回登板と同じ1球での交代でしたが、高梨投手にとってはかなり大きな1球となったに違いありません。