玉木代表と共に時の人となった国民民主党・榛葉幹事長ってどんな人? 5歳から雨の日も牛乳配達 留学経て政治家志し
天性の“人たらし”
榛葉幹事長の特徴は天性の“人たらし”ぶりだ。 会見では真剣な表情で話をしていたかと思えば、突如としてジョークを飛ばし、記者“イジリ”も忘れない。 仮に自身と相反する考えの質問をぶつけられても頭ごなしに否定することはなく、ユーモアを交えながら自らの主義・主張を返す。 こうした様子はいわゆる“切り抜き”によってSNS上に拡散され、今回の衆院選でも応援演説に駆け付けると、集まった聴衆から「会見の動画を見ています」と声を掛けられる場面が目立った。 この人たらしぶりは国会の場でもいかんなく発揮されていて、党派を超えて良好な関係を構築している与党の大物も少なくない。
ヤギと酒とプロレスを愛し
一方、ひとたび国会を離れれば“ヤギのおじさん”としても有名だ。 これは菊川市の自宅でヤギを飼育し、近所の子供たちからこう呼ばれていることに由来する。 聞けば今から8年ほど前、多忙により畑の草刈りに手を焼いていた際、「ヤギが草を食べてくれる」と知人に教えられたことから飼育を始めたという。 なお、今では5頭に増え、草をすぐに食べてしまうため、榛葉幹事長がエサとなる草を刈って与えてあげるというパラドックスが生じている。 また、無類の酒好きで、休みの日であれば1日に一升瓶を2本飲み干せるという酒豪ぶり。 夏前には健康診断の数値が悪く、「医師から『酒を止めるか、人生を止めるか』って言われちゃったよ~」と笑いながら、その手には焼酎の水割りが入ったグラスが握られていた。 しかし、党のYouTubeチャンネルでは「実は酒が好きではない。酒が私を愛している」と主張。 ちなみに、数値はその後改善されたそうだ。 さらにプロレス好きの一面もあり、初代タイガーマスク・佐山サトル氏が率いるプロレス団体のコミッショナーを務めている。 いわゆる“年収103万円の壁”の見直しをめぐって自民党との攻防が本格化する中、国民民主党がどのような成果を残すのか。 玉木代表と共に硬軟併せ持つ榛葉幹事長の手腕が注目されている。 (テレビ静岡)
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