成田空港の23年度、訪日客が過去最高 総旅客3500万人超え、コロナ前8割超に回復
成田国際空港会社(NAA)の2023年度運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた旅客数は前年度比72%増の3525万9433人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年度比では15%減で、コロナ前の8割超えまで回復した。国際線旅客のうち、外国人客は開港以来の過去最高を記録した。総発着回数は24%増(19年度比15%減)の21万9727回で、3年連続で前年度を上回った。 国際線の旅客数は2.02倍(19%減)の2744万8051人で、このうち日本人は98%増(50%減)の678万5269人、外国人が2.75倍(8%増)の1789万1912人、通過客が24%減(26%減)の277万870人となった。また、国内線の旅客数は12%増(5%増)の781万1382人となった。 国際線旅客は、水際対策の撤廃を受け大きく増加。過去最高だった2018年度の1772万人を上回った。一方で日本人旅客はコロナ前の半数程度の戻りで、回復に差がみられる。国内線旅客も過去最高を記録。これまでの最高記録だった2019年度の746万人を上回った。
Yusuke KOHASE