大谷翔平とダルビッシュ

【MLB】パドレス2－5ドジャース（3月20日／ソウル） 　ドジャースの大谷翔平投手が移籍後初の公式戦となるシーズン開幕戦に「2番・DH」で先発出場。5打数2安打1打点1盗塁と躍動、チームの開幕戦勝利に貢献した。パドレスはダルビッシュ有投手が4度目の開幕投手を務め3回2/3を2安打1失点（自責0）と好投。松井裕樹投手もメジャー初登板で0回2/3を無失点に抑えるなど、日本人3選手が躍動した。 【映像】大谷翔平、ダルビッシュから今季初安打に妻・真美子さんも大喜び！ 　メジャーでもチームの中心選手として活躍し続け、昨年のWBCでもともに侍ジャパンの中心として世界一に貢献した大谷とダルビッシュが、日米通じて初めて対戦したこの試合。注目の第1打席はショートゴロでダルビッシュに軍配が上がったが、第2打席では大谷が打球速度約181キロの弾丸ライナーでライト前に運ぶヒットを放ち、今季初安打をマークする。さらに続く打者の初球に今季初盗塁。ダルビッシュ相手に躍動を見せた。 　試合が動いたのは3回。パドレスのウェードが四球を選んで出塁、暴投などで1死三塁とすると、ボガーツがタイムリーを放ちパドレスが先制した。 　ドジャースは4回にダルビッシュを攻め、ヘルナンデスがエラーで塁に出ると1死三塁の場面でヘイワードがライトへ犠牲フライを放ち、すぐさま同点に追いつく。ダルビッシュはこの回途中でマウンドを降り、3回2/3を投げ1失点、自責点ゼロだったが勝ち負けはつかず。4度目のマウンドも開幕勝利はお預けとなった。しかしその裏、パドレスが無死満塁からカンプサノのショートゴロダブルプレーの間に1点を勝ち越した。 　6回1死、パドレスのマウンドには松井がメジャー初登板。いきなり先頭打者に四球を与えるなど慌ただしいマウンドになったが、後続を空振り三振、さらにレフトフライに打ち取り仕事を果たした。 　試合が大きく動いたのは8回。四球とヒットでチャンスを作ると、無死満塁から代打のキケ・ヘルナンデスが同点の犠牲フライ。さらにパドレスの守備陣にエラーが出ると、大谷は第5打席でレフト前に弾き返す今季初打点のタイムリーとなり、一挙4得点で試合をひっくり返した。 　終盤はドジャース投手陣が継投で踏ん張り逃げ切り。世界の野球ファンが注目した開幕戦は世界一を目指すドジャースの逆転勝利で終わった。 （ABEMA『SPORTSチャンネル』）