なだぎ武、すい臓がんで闘病していた父の死を報告「もっかい名前呼んでほしい、、」葛藤もつづる
お笑いタレント・なだぎ武が22日、自身のインスタグラムを更新。すい臓がんで闘病していた父が亡くなったことを報告した。 【写真】思い出の写真も投稿 「父が亡くなりました『おとんが兄貴の名前ずっと呼んでるわ…いつ来るんや…て…』付きっきりでお世話してた弟からそんな言葉をよく聞く様になったので、『心配や…近々様子見に行かなあかんな…』そんな事を思い、ほんの2、3日くらいのつもりで帰阪しようと出かけた13日の深夜バス。それで大阪へ向かいました。大阪に着く3時間くらい前『おとんが危ない!』そんな緊急の連絡が弟からきた。私が家に着いた朝には父は大きく口を開け、呼吸も激しく、目も開いたままの状態で苦しそうでした。」と当日の様子を記した。 去年5月に母を大腸癌で亡くしたなだぎ。父の膵臓癌が発覚したのはその直後だったという。見つかった時にはステージ4。それでも闘病を励ましたが、「でも、それが父にとって良かったのかなと…とても今は考えてしまいます。。もうステージ4で治らないのが分かってるなら、好きなお酒も飲んで、好きな事をして余生を終えたほうが、父の為にも良かったんじゃないのかな…と。そしたら好きなお酒も飲めてタバコも吸えて抗がん剤の苦しさや体のだるさも感じずに天国へいけたのかな…と。父にとっては、息子のただのエゴを押し付けられたのかもしれない…最後の最後に父にしんどい思いを逆にさせてしまったのかもしれない…週一早朝の通院と抗がん剤の副作用のしんどさ…母の死から一年も経たない中、やっぱり頑張らなあかんな…と思ってくれたんだと感じるとなんか、、自分はとんでもなく余計な事を言ってしまったのかも…と自分の無責任さを攻めたくなりました。口では多くは語らないし天邪鬼な性格なので反対の事しか言わないですけど、時折『頑張ってみます…ありがとう』とくれたショートメールの父の言葉の意味を、今はものすごく考えてしまいます、、父は癌が発覚した時点で『もうええ…80年も生きたし』…と言ってました。初めは冗談かと思ってたのですが、あれが正に父の本音だったのかもしれない…母の時の様な後悔はしたくないと言う私のエゴが父にとっては裏目に出、無理な疲労が死期を早めてしまったのかもしれないとさえ考えてしまいます、、」と苦しい胸の内をつづった。 「父の死が突然過ぎて色々な事を考える暇もなく、急で慌ただしい時間が過ぎていきました…通夜や告別式が終わり、今東京へ向かう新幹線の中、ようやくこの1週間近くを振り返ってます…涙が出てきました、、、頭も良くない、怖い時は手も出る父でした。引きこもりでコミュ症のどうしようもなかったこの息子に、好きな映画を勧めてくれたり、スポーツの面白さを語ってくれたり、色々な行動や空気感で理解させてくれました。。」と父との思い出を回想。 「自慢の息子にはなる事は出来ませんでした、、いい思いをさせてあげる事も結局出来ませんでした、、最後は何も食べられなくなり点滴だけの栄養でしんどかったやろ、、、会えたのに言葉を交わす事が出来ずごめんなさい、、ただ息子として思うのは、腹痛や体のダルさなんか無い天国で母に『来るのが早い!』と怒られながら、仲良くお酒を飲んでてくれてたら嬉しいです…おとん!ありがとう、、、でも、もっかい名前呼んでほしい、、」と思いを吐露、ぎゅっと手を握りしめた写真などを添えた。
報知新聞社