台湾で日本語教育を促進 語言訓練測験中心に外務大臣表彰 駐台代表が授与
(台北中央社)2023年度の外務大臣表彰の表彰式が25日、台北市内のホテルで開かれ、台湾で日本語能力試験(JLPT)を実施する「語言訓練測験中心」(台北市、LTTC)に対し、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表から表彰状が授与された。片山氏は台湾での日本語教育の普及における同センターの長年の献身的な活動に感謝と敬意を表した。 交流協会によれば、LTTCは語学試験などを実施する専門機関として1951年に創設され、台湾でJLPTが開始された91年からその実施に携わってきた。また、2002年からは日本に留学するために必要な日本留学試験(EJU)も実施。「台湾における日本語教育の促進」の功績で外務大臣表彰を受賞した。 片山氏が外務大臣表彰授賞式に出席するのは先月の着任以来初めて。「感慨もひとしお」とあいさつし、同機関に祝意を伝えた。日本政府が2033年に40万人の留学生を受け入れる目標を掲げていることに触れ、台湾の学生が日本に留学する機会がますます増えることに期待を寄せた上で「その意味でもLTTCの役割はいっそう高まっていくものと確信している」と台湾での日本語教育普及における協力を呼びかけた。 (編集:名切千絵)