“顔採用”は実在? ノーメイクで面接にのぞんだ女性、見た目を理由に不採用「外見と仕事は無関係」海外SNSで物議
就職活動や転職活動において、しばしば取りざたされる“顔採用”の噂。もちろん面接時に身だしなみを整えることは最低限必要な配慮ではあるけれど、「見た目や外見だけを理由に採用・不採用を決めることはルッキズム(容姿で人を判断したり、差別したりすること)にあたる」と批判の的に。そんななか、ノーメイクで面接にのぞんだ女性が「見た目を理由に不採用になった」と告白したことで、“顔採用”議論がますます過熱している。 【写真】まるで別人!? セレブの衝撃すっぴんフォト集
渦中の人物となっているのは、ニューヨーク在住のMelissa Weaver(以下メリッサ)という女性。2024年3月、メリッサは自身のTikTokに1本の動画を投稿。「最近受けた仕事の面接がすごくうまくいった」「手ごたえを感じていたのに、『次の選考には進めない』という結果を受け取り驚いた」と説明。メリッサは「今後のために」と面接でのフィードバックを求めると、採用担当者から「経歴は申し分なく、経験も募集内容と完ぺきに一致、会社が求める人材像にぴったりだったけれど……この仕事のレベルを考えると、身だしなみに対し十分な努力をしていなかったから不採用」という返答が。
メリッサ曰く「面接ではシンプルなトップにブレザーを羽織り、イヤリングをつけ、髪をブローした」とのこと。リップクリームを塗っただけで、顔はほぼすっぴん状態だったそう。動画は80万回以上再生され、5000件を超えるコメントが殺到。「間違いなく性差別」「そんな採用、違法じゃないの!?」「あなたが男性だったら不採用にはならなかったはず」など、メリッサを擁護する意見が多数寄せられた一方で、なかには「悲しいけれど、面接のときのメイクやヘア、ネイルは全部重要」「普段はすっぴんだけど、面接や仕事関係のイベントに出席するときだけメイクをする」という声も。
「次の面接はメイクしてのぞむか?」という質問に対し、メリッサは「まだわからない」と返答しつつも、「この状況では採用を勝ち取るために有利になることはすべて利用する必要があるかもしれない」と続けた。自分らしい姿を見てもらったうえで採用されるのが理想的ではあるけれど、「メイクが就職の助けになる」「メイクの力に頼っていい」という視点も。あなたはどう思う?