【強烈寒波】冬場の風呂で急増「ヒートショック」 大きすぎる寒暖差でさらにリスク高まる 「温度差解消」のため5つのポイント “10年に一度レベル”の寒波 若い世代も油断大敵
厚生労働省の調査による2022年、ヒートショックなどを含め、自宅の浴槽で、おぼれて亡くなった人の数は、全国で6084人でした。9割以上が高齢者で、交通事故で亡くなった人の数(2610人・警察庁調べ)の2倍以上にのぼります。これを防ぐには、高齢者本人だけでなく、「家族のサポート」が欠かせないといいます。 広島大学保健管理センター 宮内俊介医師 「20~30分あがって来なかったら、『大丈夫かな?』と様子を見に行く。声をかけることが大事」 ■若い世代も油断できない「お酒との付き合い方」 また、お酒の付き合いが増えるこの時期、サラリーマンなどの「若い世代」も油断できないそうです。 広島大学保健管理センター 宮内俊介医師 「お酒を飲むと脱水で、水分が失われる。血管も広がってしまうので、急に血圧が下がりやすくなってしまう。忘年会・新年会で飲みすぎて長風呂すると、意識を失い、事故などにつながる。長風呂しない・飲みすぎないように、若い世代も気をつけてほしい」 ■カギは「温度差」解消 5つのポイント ▽脱衣所や浴室を温めましょう。 ▽高い体温などによる意識障害を避けるため、風呂の温度は、41℃以下、つかる時間は10分までが目安 ▽水圧がかかっているため、浴槽から急に立ち上がらないように ▽食後・飲酒後すぐの入浴や、医薬品服用後の入浴は避ける ▽入浴する前に家族に一声かけて また、風呂場だけでなく、夜間や早朝のトイレでも同様の事故が起きやすい。廊下やトイレでは、暖房が効いていない場合が多いので、一枚羽織るなどしてください。大切な家族を守るためにも、日ごろの生活から「温度差」を意識しましょう。
中国放送
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