東京SG、プレーオフ進出お預け 田中監督「勝たなければいけない試合だった」/リーグワン
リーグワン1部第14節第1日(19日、東京SG31-31静岡、秩父宮)東京SGは静岡と31-31で引き分け、10勝1分け3敗の勝ち点50として3位をキープしたが、上位4チームで争うプレーオフ(PO)進出は決められなかった。21日に神戸が東京ベイを相手に勝ち点4以下しか取れなければ、東京SGのPOが決定する。7位の静岡は6勝2分け6敗の勝ち点33で、PO進出の可能性が消滅した。 試合後、東京SGの田中監督は「勝たなければいけない試合だった」と悔しがった。その思いはSO高本も同じだった。 「ミスが多く、攻撃では我慢強さが足りなかった」 前半20分過ぎには自陣からのキックでマイボールラインアウトを確保。同点トライのきっかけとなった。前半の終盤にはインターセプトした静岡CTBピウタウを50メートル以上追いかけ、ピンチの芽を摘んだ。後半26分には精度の高いショートパントでWTB尾崎晟のトライを呼び込んだ。 それでも司令塔として勝てなかった責任を感じ、27日のBL東京との〝府中ダービー〟(秩父宮)に思いをはせる。「試合への準備をしていく中で、気合やテンションの上がり方がすごい」。23歳の若武者は、宿敵を倒して不完全燃焼の憂さを晴らす。(田中浩) ◆静岡のゲーム主将を務めたFL庄司拓馬 「勝てるチャンスはあった。敵陣深くに入ったときにしっかりスコアできていれば」