中村勘九郎 「本当にすごい男です」 『十八世中村勘三郎十三回忌追善 偲ぶ会』 松本潤ら1140人が出席
日テレNEWS NNN
歌舞伎俳優の中村勘九郎さん(42)と中村七之助さん(40)の父『十八世中村勘三郎十三回忌追善 偲ぶ会』が13日、東京・港区で行われ、兄弟が挨拶を行いました。 【画像】中村勘九郎さんと七之助さん 2012年に亡くなった勘三郎さんは、時代物から世話物、新歌舞伎に新作歌舞伎、舞踊に至るまで、幅広い役々に当たり役を持ち、多くの人々を魅了し続けてきました。
挨拶では“中村屋”と大向こうがかかる中、勘九郎さんは「本日は、父・勘三郎・哲明(のりあき)の十三回忌追善偲ぶ会に、ご多忙の中また全国各地から、そして元日の震災にあわれた地域の方々まで本当にたくさんのみなさま、お越しくださいましてまことにありがとうございます」と挨拶。続けて「こんなにたくさん来ていただいて、本当にありがとうございます。やっぱりすごいなと思います。お父さん良かったね。本当にすごい男です。そんなすごい男が、ふっとこの世から姿を消して十三回忌。本当に私たちも早いなと、あっという間の出来事でした。みなさまも十三回忌という言葉を聞いて“えー”、もうそんななの、もうそんなに、の声もいただいております。それは私たち家族の中でもそうですけど、みなさま一人一人の心の中にまだ父がいて、父のことを忘れないでいてくれて、父の芸を覚えてくれたおかげでございます。本当にありがとうございます。改めて父のことを思い出していただいて、いろいろなお話、話せることも話せないこともいろいろあった人でございますから楽しく話していただければうれしく思います」と語りました。
そして、七之助さんは「中村屋一門精進します」と挨拶し、2月の歌舞伎座で13回忌追善「猿若祭二月大歌舞伎」を上演し、1年にわたり父・勘三郎さんの追善公演を行っていくと話しました。 偲ぶ会には、俳優の市村正親さんや柄本明さん、松本潤さん、歌舞伎俳優の仲間らおよそ1140人(主催者発表)が出席しました。