すぐに「シャーシャー」と威嚇する警戒心の強かった野良の子猫 先住猫に見守られ、甘えん坊に大変身!
シャオくんは、近所で生まれた野良の子猫でした。 飼い主のX(旧Twitter)ユーザー・もんが(黒縞猫)とシャオ(黒猫)さん(@m0n_ga)は、当時のことをこう明かしています。 【写真】ひとりぼっちだったシャオくん…発見当時はとても小さく心細そうな様子でした 「今年の5月中旬、母猫が5匹の子猫を連れて歩いているのを見かけました。でも、1カ月後に子猫は1匹だけになっていて、それがシャオだったのです」 親離れの時期になると、母猫がシャオくんに「シャーシャー」と威嚇するようになったことから保護。当初、知人宅に迎えられる予定でしたが、体調を崩してしまったため、一時的に飼い主さんのもとで預かることになりました。 そこで、先住猫の「もんが」くんと対面させたところ、意外にもすぐに打ち解けたといいます。 「もんがくんに友だちを作ってあげたいと思っていたため、シャオを迎えたいと考えるように……。知人に相談したところ『子猫が幸せならそれが一番』と言ってくれたのです。そうして、シャオを正式に家族として迎え入れることに。当時は、生後4カ月ほどだったと思います」
甘えん坊に大変身!
お迎え当初のシャオくんは、とても警戒心が強かったそうです。 「すぐ『シャーシャー』と威嚇していました。名前も『シャーする男の子』という意味合いが由来です」 ところが、飼い主さんにとって意外なことも。シャオくんは、先住猫のもんがくんに対して、まったく威嚇しなかったのです。むしろ、もんがくんのあとをついて回るほど懐いたそう。 「とても活発で、カーテンを登ったりエアコンの上で眠ったりすることも。今ではそういった行動はなくなりました。また、もんがだけでなく人間にも甘えるようになったのです」 今では、飼い主さんの足の間で眠るほど心を許しているシャオくん。毎日、元気いっぱいのようです。 「とてもやんちゃで、同居している亀の甲羅に乗ろうとして怒られることも。そんなところもかわいらしいです」
シャオくんとともに歩む日々
シャオくんは、生後7カ月になりました。 「まだ子猫なのでこれから変わる可能性はありますが、今のところとても甘えん坊で、人も猫も大好きです」 お兄ちゃんであるもんがくんの行動を見て、順番を守るようになるなど賢いところも。 「ドライヤーの音も平気で、リラックスしているときはどこに触れても大丈夫です。小さいころから少しずつ慣れさせてきた成果だと思います」 シャオくんともんがくんがじゃれ合う姿を見られることが、家族にとって何よりの喜びです。 「猫同士の関係性や生態についても学ぶことが多く、シャオを迎えて本当に良かったと思っています。お兄ちゃんであるもんがくんを優先することも多く、シャオに我慢をさせている部分があるかもしれません。でも、私たち家族にとって、どちらも世界一大切な存在です」 そして飼い主さんは、こう締めくくりました。 「これからも元気に長生きしてほしい。それが私たち家族の願いです」 シャオくんと飼い主さん一家との絆は深まり続けています。これからも、充実した日々を過ごし、愛情に包まれた生活が続くことでしょう。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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