岩城滉一が主演映画撮影期間中アクシデントも完走「大腿骨を折ってしまい足が不自由に」
俳優、岩城滉一(73)が11日、東京都内で行われた主演映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」(久万真路監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。 【写真4枚】1500万円のバイクと登場した岩城滉一「金は使い切った方がいい。残してもろくなことはない」 同作は、認知症だった愛妻を看取り、人生の最期を意識し始めた71歳の主人公が、様々な人と交流し、苦手だった水泳に挑戦するなど、第二の青春を送ろうと奮闘する姿を描く。 1997年公開の「なにわ忠臣蔵」以来約26年ぶりの映画主演となった岩城は、「26年もたったかな。朝飯何を食ったか覚えてないくらいでさ。そうだったかな…」と照れ笑い。 約1年半前に撮影したといい、「撮影期間中に大腿骨を折ってしまい、足が不自由だったんですが、監督がはしごから落っこちて足けがしちゃったことにしましょうって急遽変えて下さった」と感謝した。 夫婦のシーンについて岩城は、「ボケてるので会話はなくて見るものを二人でかんじあったり、香りがいいねって女房に問いかける感じ。うちも両親が最後がそういう状態だったので、その時を思い出しました」と懐古。妻でタレント、結城アンナ(68)との結婚生活についても思いをはせたといい、「うちの女房も70歳になって、じじばばって呼び合ってるので。女房が先に死んだら俺どうなるのというのがあって、やってるとき考えさせられました。生まれるときと死ぬときは決められないので、健康よりかは幸せに。幸せに精一杯生きていきたい」と前を見つめた。 岩城演じる健二を置いて亡くなってしまう愛妻を演じた宮崎美子(65)、健二が通う水泳教室の講師役の女優、高月彩良(26)、俳優、田山涼成(72)も出席した。 また、この日、同映画が厚生労働省の推薦をもらったことが発表された。