静岡県「熱海温泉」と大分県「別府温泉」が人気温泉地ランキングで10年連続1位・2位に ファミリー利用の伸びが好調 楽天トラベル調べ
楽天グループが運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」は、「楽天トラベル 2023年 年間人気温泉地ランキング」を発表した。
同社は、人気温泉地ランキングを2014年から毎年開催しており、今年で10回目の開催となる。
2023年の延べ宿泊者数を温泉地ごとにランキング化した結果、静岡県「熱海温泉」と大分県「別府温泉」が10年連続で1位、2位を獲得。3位の栃木県「那須温泉」は2年連続となった。
■楽天トラベル 2023年 年間人気温泉地ランキング
静岡県「熱海温泉」は、堂々の10年連続1位を獲得。2023年には、新名所「起雲閣通り」商店街に加えて、宿泊施設やスイーツ販売店をはじめとした飲食店の新規開業が相次ぎ、注目を集めている。
旅行者の年代別の傾向では、20代~40代を中心に利用が多く、旅行者層においては男女2名利用、グループ利用などすべての構成にて前年より増え、幅広い人気を集めており、中でも子連れのファミリー利用やグループ利用が好調に伸びているとのことだ。
大分県「別府温泉」も10年連続で2位にランクイン。別府市は豊富な温泉の湧出量を誇り、別府温泉も含む、近隣の8つの温泉の湯巡りをスタンプラリー形式で楽しむこともできるという。
「地獄めぐり」など温泉を見て楽しめる点も特徴の1つで、幻想的な映像や展示の鑑賞を通じて温泉について学べるミュージアムも開業。利用年代別では、前年より継続して30代以下の旅行者が好調に伸びているという。
栃木県「那須温泉」は前年に引き続き3位を獲得。約1390年の歴史を持つ木造平屋建ての「鹿の湯」をはじめ、自然を感じながら楽しめる温泉が各所にある点などが支持されており、9年連続でトップ5入り。
また、近年は高原地域の豊かな自然環境を活かした宿泊施設が複数開業。宿泊構成では、年間を通して旅行者の半分以上がファミリーによる利用となり、「那須温泉」全体の旅行者の増加をけん引しているとのことだ。
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