GIで重賞初制覇を目指すチャンネルトンネル(今年3月撮影、ユーザー提供：kjmd1さん)

　開業3カ月までのGIタイトル獲得となるか。今年3月に開業した福永祐一調教師が、チャンネルトンネル(牡3)でNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)の騎手＆調教師ダブル制覇を狙う。 【写真】チャンネルトンネルこれまでの軌跡 　福永調教師は先週までにJRAで25戦5勝。管理馬の質が高いことは確かだが、同期開業の中では単独トップ。地方交流競走を含めても、高橋一哉調教師と並んでトップタイとの数字を残している。 　NHKマイルCにはチャンネルトンネルで挑む。前々走のスプリングSで4着に敗れた後、美浦・堀内岳志厩舎から福永厩舎に転厩。前走のアーリントンCは中団から渋太く脚を伸ばし、勝ったディスペランツァから半馬身+ハナ差の3着だった。レース前のテンションの高さは課題だが、それでも重賞で勝ち負けできているようにポテンシャルは高い。 　福永調教師は騎手時代にNHKマイルCに20回参戦して、05年にラインクラフトで勝利している。ここで勝てば開業3カ月目でのGIタイトル獲得、さらにはレース史上初の騎手＆調教師のダブル制覇となる。新進気鋭のトレーナーのチャレンジに注目したい。