新潟・宮本 27日FC東京戦 背番号8を引き継いだボランチ高とのバトルに勝つ！
J1新潟は2日間のオフが明けた23日、聖籠町のアルビレッジで27日のホームFC東京戦へ向けてゲーム形式の練習などをこなした。中盤で欠かせない存在になりつつあるMF宮本英治（25）は、得意の守備だけでなく攻撃でも結果を残そうと、強い意欲を示している。 今季ここまで7試合（うち先発は6試合）に出場している宮本は、チーム内のこぼれ球奪取数1位、デュエル勝利数とブロック数は2位と、ボランチの役割を十分に果たしている。特長を発揮できている好感触があるからこそさらに上を見据え、「個人の結果が出せれば監督の評価にもつながってくる。ゴール、アシストをもっと追求していきたい」と気合十分だ。 20日の京都戦では中盤でのセカンドボール回収や強度の高い守備だけでなく、攻撃面でも存在感を放った。前半10分にはMF高木へループパス。28分にはペナルティーエリア内に入り、MF松田の低い右クロスに左足で合わせた。惜しくもGKに阻まれたものの、ビルドアップからボランチがゴール前に進入し、人数をかけた迫力ある攻撃を展開できた。「チームとしても理想とする形かなと思う」と言うだけに、「あとは自分が決めれば良かった」と悔しそうに振り返った。 ただ、ゴール前でのプレーが増えているのは、移籍後初得点が近づいている証拠。この日の練習後にはMF秋山らとミドルシュートの練習を繰り返し、力強いシュートでネットを揺らした。。 FC東京戦にはどうしても意識する選手がいる。今季新潟から移籍したMF高だ。同い年で、中学時代のナショナルトレセンで知り合い、背番号も8番を引き継いだ。 「周りからは後釜という風に見られていると思うが、同じ選手ではない。自分の色を出して新しい8番を見てもらいたいし、ヤン（高）とのバトルは見どころとして見てもらいたい。バトルに勝って、ゲームでもいい結果が出ればいい」。サポーターにアピールするためにも、目に見える結果を欲している。（西巻 賢介）
