「2月19日の春のような陽気とは打って変わって、20日の札幌市は冷たい風で吹雪いています。遠くに見えるテレビ塔もかすんでいます」（八木 隆太郎 フィールドキャスター） 　吹雪となった北海道札幌市。街の景色は一日で春から冬へと逆戻りしました。

春から冬へ逆戻り

　札幌市では19日午後3時すぎに2月の観測史上最も高い13.9℃を観測。上着を脱いで歩く人の姿が見られましたが、20日は一転しダウンや手袋など真冬の装いに。 　午後3時の気温は氷点下2.2℃と前日より16℃以上も低くなりました。

前日との寒暖差は16℃以上に

　この急激な気温の変化に市民は。 　「体調管理が大変。せっかく春モードだったのに」（札幌市民） 　一方で、この寒さと雪を満喫し写真撮影をする観光客も。 　「とても寒い。せっかく北海道に来たので、寒いのもいいかな」（観光客） 　気温の急激な変化で、除排雪が進んでいない住宅街では路面状況が悪化しました。

寒暖差で路面状況が悪化

　「悪路のため車が埋まっています。これから大きな車でけん引するようです」（八木 フィールドキャスター） 　「きのう雨が降って、雪が緩くなり埋まってしまった。救助する車を呼んでいる」（札幌市民） 　「雪に20cmくらい車が沈んだ感じでしょうか。雪質はジャリジャリとしていて、水分を含んでいます」（八木 フィールドキャスター） 　20日朝にかけて降った雨で雪はさらにやわらかくなり、タイヤが埋まる車が相次ぎました。

タイヤが埋まる車が相次ぐ

　「車の下がつかえてしまって、タイヤが雪をかまない感じ。JAFには連絡したが『3～4時間待つかもしれない』と言われた。自分で何とか脱出できるように動いている」（札幌市民） 　20日夜はさらに気温が下がる見込みで、路面状況の変化に注意が必要です。