阿部巨人 充実のオフ 70億円の超大型補強コンプリート! 「最強補強」の"全貌"と日本一奪回へ期待膨らむ理由
日本一奪回を目指す巨人が充実のオフを送っている。 ソフトバンクからFA宣言していた甲斐拓也は推定5年15億円の大型契約で巨人に入団が決定。 【動画】相手に絶望を! 中日守護神マルティネスの快投シーン 阿部慎之助監督が現役時代につけた「10」を継承。侍ジャパンでもキャリアを積み、球界屈指の名捕手といわれる甲斐加入でさらなる上積みを図れるか、注目される。 また今オフは当初、FA戦線に乗り出す中で、阪神から宣言した大山悠輔は残留、ソフトバンクから宣言した石川柊太はロッテ入りと2連敗となったことで暗雲も漂ったが、そこからの切り返しの強さが常勝軍団たるゆえんだった。 何といっても大きかったのは前中日の絶対守護神、ライデル・マルティネスを獲得したこと。今季43セーブをマークし2度目のセーブ王に輝いた。28歳と伸びしろを感じさせる若き守護神を4年総額50億円以上の超ビッグディールで口説き落としたのだ。 さらに補強の手はゆるめない。球界をあっと言わせたのは、楽天を自由契約となっていた田中将大の獲得だった。 日米通算197勝のレジェンド右腕、13年には24勝無敗の金字塔を打ち立てた田中との契約を球団は24日に発表。粋なクリスマスプレゼントとしても話題を集めた。単年契約1億6000万円プラス出来高、田中は節目とされる日米通算200勝まであと3と迫るが「3勝で終わるつもりはない」と力強く言い切る。日米球界で様々なキャリアを重ね、投球の引き出しも多い田中には若手投手陣も学ぶべき点も多そうだ。 ほかにも"ファインプレ-"といわれたのはDeNAから自由契約になった左腕・石川達也の獲得。今季は15試合で2ホールド、防御率1.93。大事な左のリリーフ強化につなげた。 さらに現役ドラフトでは日本ハムから素材型投手の田中瑛斗を指名、チーム課題である打線強化に関しても前パイレーツのトレイ・キャベッジを獲得。昨年3Aでは「トリプルスリー」も達成と一塁、外野を守れる左の長距離砲には5番打者としての期待もかかる。 約70億円にも達する超大型補強でストーブリーグの主役を張ったが、目指す夢もある。今季は4季ぶりのリーグ優勝を果たしたが、目指す日本一には届かず。来季はリーグ連覇からの日本一と完全Vが目指すべき道となる。 就任2年目となる阿部監督のタクトもますます冴え渡るか。来る2025年のペナントレースでも主役の座を渡すつもりはない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]