新潟発の航空会社“トキエア” 札幌丘珠線の就航予定日は1月31日と発表 「さらなる延期はないか」会見で質問相次ぐ
新潟空港を拠点とする格安航空会社トキエアが11月29日、札幌丘珠線の就航日を来年1月31日とすると発表した。 【▶動画で見る】就航延期続いたトキエア… いよいよ来年1月31日就航へ「もう覆ることはない?」 就航の延期を繰り返してきたことから、会見では信頼面に対する質問も相次いだ。
就航は2024年1月31日に
「札幌丘珠線の就航日は2024年1月31日。水曜日になるが、“ようやく”ということで定めさせていただいた」 新潟市東区の新潟空港で開かれた会見の冒頭、トキエアの長谷川政樹社長は、延期が続いていた就航日の予定を明らかにした。
トキエアにとって最初の路線となる札幌丘珠線。 当初は2022年度中の就航を目指していたが、国へ空港運送事業許可を申請する際に「2023年6月末」を就航予定時期として設定した。 しかし、国の審査の遅れなどを理由に就航は度々延期に。今年8月以降は、就航の見通しが立たない状況が続いていた。
こうした中、11月上旬には保有する2機の耐空検査を終え、残る審査となる整備規定の改定作業に力を注いできたトキエア。 その結果、「作業工数というか、進め方等々を詳細に確認をして、見通しが立った」と長谷川社長は整備規定の改定が年内に終わる見込みであることを明かした。
就航後は“毎日運航”も視野に
年明けごろから国による確認が始まる見込みで、こうした調整時間も考慮した結果、トキエアは就航日を来年1月末とする方針を固めた。 長谷川社長は「当然、夏とかに搭乗する想定で、旅行の計画を立てていた人もいると思う。“いつぐらい”と言っておきつつも、なかなかそれが達成できなかったというのは、非常にご迷惑をおかけして申し訳なく思っている。我々も、もう“これ以上変更はなく”というところで、今回、関係セクションとこの日にちを定めさせていただいた」と話す。
運航については、夏ダイヤと同じく、週4日・1日2往復を計画している。 一方、毎日運航したい考えもあり、詳細なダイヤについては、現在も国との調整が続いていると長谷川社長は話す。 「パイロットや整備のマンパワーもある。こういったところで最終的な体制の確認をしているというところ。デイリーで飛ばせれば、非常に我々としても、客にとっても非常に利便性は上がるんじゃないかと思う」