エサ窃盗容疑の飼育員を懲戒解雇 天王寺動物園の調理場から持ち出し
天王寺動物園(大阪市天王寺区)は29日、動物のエサを盗んだとして窃盗容疑で書類送検された男性飼育員(47)を懲戒解雇とし、発表した。 園によると、男性飼育員は10月1日、園内の調理場から動物用の野菜や果物を園外に持ち出して盗み、それ以前にも複数回盗んだという。調理場にはリンゴやバナナ、サツマイモなど草食動物のエサが保管されていた。園の聞き取りに盗んだことを認めているという。大阪府警が11月までに書類送検していた。 園は調理場の施錠の徹底や、調理場に入る際に担当者に申告するなどの再発防止策を講じているという。「市民の不信感を招くような行為を厳に慎むよう周知徹底を図っていく」としている。(川村さくら)
朝日新聞社