障害者施設入所者への傷害容疑、職員逮捕 死亡との関係も捜査 岡山
岡山県内の障害者支援施設で入所者の男性に暴行を加え、けがを負わせたとして、県警備前署は18日、施設職員の田端裕喜容疑者(37)=同県赤磐市山陽7丁目=を傷害の疑いで逮捕し、発表した。田端容疑者は容疑を認めている。男性は暴行から約5時間後に死亡が確認された。県警は傷害致死容疑も視野に入れて暴行と死亡との因果関係も調べる。 県警によると、田端容疑者は17日午前11時半ごろ、県東部にある障害者支援施設の廊下で、入所していた50代男性の顔を壁に複数回打ち付けるなどの暴行を加え、下あごなどにけがをさせた疑いがある。 男性はその後、ふらつくなど体調不良が出て、病院に搬送されたが、午後4時半ごろ死亡が確認された。田端容疑者は入所者の生活支援などを担当。「イライラしてやった」などと供述しているという。県警は施設内の防犯カメラの映像を確認するとともに、男性の遺体を司法解剖して死因を調べる。(北村浩貴)
朝日新聞社