「加賀しずく」初出荷 大ぶりで甘く
県産ナシ「加賀しずく」の出荷が23日、金沢市銚子町のJA金沢市東部集出荷場で始まり、金沢、白山の計21農家から持ち込まれた約2トンが箱詰めされた。24日早朝に市中央卸売市場で初競りに掛けられ、同日昼ごろにも県内の店頭に並ぶ。 加賀しずくは、滑らかな食感と上品な甘さが特長で、金沢、白山、加賀の計96軒が約7・1ヘクタールで栽培している。出荷は9月中旬までで、前年比11トン増の約70トンを見込む。 加賀しずく研究会によると、梅雨のまとまった雨と、その後の好天に恵まれ、大ぶりでみずみずしく、甘み十分に仕上がった。下田覚会長は「家族で食べて暑い夏を乗り切ってほしい」と話した。 同日、加賀市内でも初出荷の作業が行われた。