能登でも「トモダチ作戦」 米軍ヘリが物資輸送
能登半島地震の被災地支援のため、在日米軍は17日、救援物資を航空自衛隊小松基地から能登空港にヘリコプターで輸送した。 自衛隊機が2次避難者の移送などに用いられるため、防衛省が在日米軍に協力を依頼した。米陸軍キャンプ座間(神奈川)所属のUH60ヘリコプターが、小松基地と能登空港を2往復し、食料品や粉ミルク、紙おむつ、生理用品などを運んだ。 能登空港では待機していた自衛隊員約30人が支援物資が入った段ボール箱を米軍から受け取り、次々に搬出した。 米軍ヘリによる物資輸送は18日も行われ、小松基地と能登空港を3往復する予定。 米軍は、2011年の東日本大震災での「トモダチ作戦」や16年の熊本地震で被災地支援の実績がある。隊員激励のため能登空港を訪れた木原稔防衛相は同日、記者団に対し「物資輸送の一部を在日米軍に担っていただくことは大変助かる。困った時の友が本当の友。まさにトモダチ作戦の再現と感じている」などと述べた。