【香水の選び方】男性用と女性用でどう違う? 飲食店ではNG!? 香水をつける時のマナーを聞いてみた
●様々な種類がある香水 メンズとレディースでの違いって何?
近年では、コロナ禍で香水に興味を持つ人が増えたといわれています。 香りは脳の命令系統に直結し気分や体調に大きく影響を与えます。そのため、コロナ禍でのライフスタイルに「香り」を体で堪能することに楽しさを見出す人が増えました。 【画像】「えっ…」香水のつけ方ってあるの? 正しい知識を画像で見る(7枚) また、匂いはその人の印象に直結するものなので、男女問わず日常的に香水を使用している人も多いかもしてません。 そんな香水ですが、実は「香水」といってもその種類は様々です。 日本人が一般的に呼んでいる「香水」というのは、「フレグランス」のことで、これは香り製品全般のことをいいます。 本当の「香水」というのは、中に入っている香料が20%以上のかなり濃度の高いものをさしており、「パルファン」と呼ばれています。しかし、その分香りが強すぎる面もあり、「香水(パルファン)」を使っている人はほとんどいないそうです。
そんなパルファンより香料が少ないのが「オーデパルファン」、さらに香料が少なく効果が3、4時間ほどしか持続しないのが「オードトワレ」と呼ばれます。 そしてそれよりもさらに香料が少なくリフレッシュ用などに使われるのが「オーデコロン」です。 これらの香り製品を総称したのが「フレグランス」で、日本人が一般に「香水」として認識しているものです。 このように、一概に香水といっても香料の量と香りの持続時間によって区別されており、その種類は様々。 さらに、香水は「男性用」と「女性用」に性別でも区別がされています。 では、男性用香水と女性用香水ではどの様な違いがあるのでしょうか。日本フレグランス協会事務局長の吉岡氏は次のように話しました。 「かつては、男性はこうであるべき、女性はこうであるべきといったように、男女でのライフスタイルがはっきりと別れていました。 香水においては、女性の場合は『フェミニンで、優雅で、綺麗』なイメージが求められていました。一方で、男性は、『男らしい、力強い』印象が根付いていました。このようなイメージの差が、香りにも影響を及ぼしたのです」 香水のメンズとレディースでは、香りの種類が大きく異なっているようです。 女性用はフェミニンな香りにするために、ローズなどのフラワー系や、ピーチなどのフルーツの香り、他にもバニラといったスイーツ系など、甘い匂いのものが多いそうです。 一方の男性用は、サンダルウッドや木の根っこからの香りを取ったベチバーなどといった木の香りや、コリアンダーやカルダモンといったスパイス系の香りが多いとのこと。 こうした既成概念は、男性と女性の香りの好みの違いにも同様に影響をもたらしています。それぞれに求められているイメージに沿って、女性なら甘い香り、男性なら力強い香りが好まれてきました。 しかし、香料にも流行り廃りがあります。女性用香水のフローラルな香りひとつとっても、時代のニーズに合わせて少しづつ変化してきているようです。 また、メンズ、レディースと区別されていることが多い香水ですが、最近では男女の概念にとらわれないユニセックスの香水もあります。 そんななか、現在男女共に人気を集めている香りとしては、ウッディ系の香水が注目されているようです。 かつて日本人にはあまり人気のなかった香りですが、ここ最近では20代、30代くらいの若い方を中心に人気とのこと。時代とともに香水のトレンドも変わっていくようです。