【DeNA】新加入・中川颯がプロ4年目で待望の初勝利&初安打「去年の自分からしたら今の状況は考えられなかった」
◆JERA セ・リーグ 中日1―2DeNA(30日・バンテリンドーム) オリックスから移籍したDeNAのサブマリン右腕・中川颯投手が2度目の先発登板で6回0/3を4安打1失点と好投し、プロ初勝利をあげた。 2―0の6回。先頭の村松が味方の失策で出塁すると続く三好が右前打を放ち、岡林の犠打で1死二、三塁のピンチを招いた。しかし、代打で出場した大島を投ゴロ、カリステを遊ゴロに仕留め無失点とした。7回無死2塁では右前腕の張りを訴え、勝利投手の権利を持って緊急降板するも「大丈夫です、大事を取って。大事ではないです」と語った。中継ぎ陣が中日打線を抑え、初白星をあげると「本当に去年の自分からしたら今の状況は考えられなかった。ベイスターズに拾っていただいた恩を少しずつ、こういう形で返していきたいなという気持ちでこれからもやっていきたい」と笑顔でウイニングボールを握った。 2回2死では小笠原の投じた142キロの直球をたたき投安で出塁。一度はアウトと判定されたが、三浦大輔監督がリクエストを要求すると判定が覆りセーフとなりプロ初安打も舞い込んだ。 ストライク先行の投球で7回途中までわずか68球とテンポ良く投げ込んだ。プロ4年目で待望の初勝利を挙げた右腕を三浦大輔監督は「立ち上がりから持ち味を全面に出した。ほぼほぼ、ゴロで自分の持ち味を出した投球をしてくれたと思います。しっかり丁寧に自分の武器をわかった中で上手く攻めてくれた」とねぎらった。
報知新聞社