銅板屋根を新しく葺き替え 愛知県庁本庁舎
国の重要文化財に指定されている愛知県庁本庁舎(名古屋市中区)北側の銅板屋根が25日、葺(ふ)き替え工事の完了を前に公開された。本庁舎は1938年に完成した鉄筋鉄骨コンクリート造りの洋風建物。城を思わせる和風の屋根を載せた「帝冠様式」と呼ばれる銅板屋根が特徴で、戦時中にモルタル屋根となったものの54年に復元された。老朽化に伴い、2022年度以降、北側のほか、西、南側の屋根でも工事が行われてきた。北側は7月に工事完了予定。西、南側は25年度中の完了を目指している。