【意外】結婚式の「牧師さん」は実はアルバイト!? 本物の牧師や神父ではない理由とは? 気になる給料についても解説
結婚式というと、ホテルや結婚式場のチャペルにて、外国人の挙式進行者を前に愛を誓うというのが定番です。ただ、結婚式に来てくれる挙式進行者は、普段は聖職者として活動しているのではなく、実はほとんどがアルバイトです。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる? つまり、結婚式で愛を誓うのを見届けてくれるのは、正式な神父や牧師ではなく、日本語ができる普通の人ということです。詳しくみていきましょう。
結婚式の神父や牧師は本物ではなく基本的にはアルバイト
結婚式では、挙式進行者が「いかなる時も永遠の愛を誓いますか?」などと取り仕切り、感動と緊張の空気の中で新郎新婦は「はい、誓います」というのがよく見られる光景です。 しかし、結婚式場やホテルに併設されたチャペルで結婚式を執りおこなう挙式進行者は、基本的には「アルバイト」です。具体的には、普段日本で英会話講師などをしている外国人男性が多く、実際に求人サイトを見てみると、あちこちで「牧師 日給○○円」という形で募集されています。 ところで、なぜ本物の神父や牧師は結婚式に来ないのでしょうか。本物の神父や牧師が結婚式場やホテルに併設されたチャペルなど、所属する教会以外で結婚式をおこなわない理由についてみていきましょう。
神父や牧師が外部施設で結婚式をおこなわない理由
キリスト教は「カトリック」と「プロテスタント」に大別され、神父は「カトリック」に所属します。そして、「プロテスタント」の教職者は牧師です。「カトリック」と「プロテスタント」は同じキリスト教ですが宗派が異なり、例えば聖書の解釈や歴史、集会形式など、さまざまな違いがあります。 「カトリック」の結婚式は教会や聖堂でおこないますが、信徒でない人がカトリック教会や聖堂で結婚式をおこなうことは原則できません。そして「カトリック」に所属する神父が、商業目的で運営されている結婚式場に出向いて、挙式を執りおこなうことも基本的にはありません。 ちなみに「プロテスタント」の場合、結婚式について「カトリック」ほどの制限がないため、牧師が結婚式場に行くことはあり得ます。しかし結婚式は大抵の場合、祝日か土曜日・日曜日に開催されます。教会では日曜礼拝などが開かれていることもあり、結婚式の依頼が来たとしても対応ができないことがほとんどです。 キリスト教式の進行者=神父と誤解されがちですが、多くの場合は牧師か、本記事で取り上げるように資格のないアルバイトの人が挙式進行者となることが基本です。