まる子とそらジローの“意外な関係” 木原実さんがTARAKOさん追悼の会で弔辞
フジテレビの看板番組「ちびまる子ちゃん」の主人公まる子役の声優・TARAKOさん(享年63)を追悼する「ありがとうの会」が6月15日に行われた。声優だけではなく、女優、歌手、舞台演出などマルチに活躍した故人を悼み、共演者や声優仲間の山寺宏一さん(63)ほか、関係者ら800人が参列した。 【写真をみる】「お別れの会とは思えない明るさ!」 ピーヒャラピーヒャラの文字と陽気なキャラクターがおどる祭壇
弔辞を読んだ“意外な人物”
故人の人柄をイメージした5000本の色とりどりの花で埋め尽くされた祭壇をデザインしたのは「ちびまる子ちゃん」の美術監督、司会を務めたのは局アナ、参列者が主題歌の「おどるポンポコリン」を合唱するなど、フジテレビ色が強い式典となったが、なぜか祭壇の右端に日本テレビ「news every.」のお天気コーナーのマスコット「そらジロー」がいた。 まる子もそらジローも子どもに大人気というのは共通しているが、一体どういう関係が? 実は、そらジローと長年コンビを組む気象予報士の木原実さん(63)は、TARAKOさんが作・演出を務める演劇集団の公演に俳優として出演し続けているという縁がある。さらに、2013年から約5年間「news every.」内で放送されたアニメ「みんなだいすき そらジロー」ではTARAKOさんが、そらジローとぽつリンの声を、木原さんはくもジローの声を演じていたのだ。普段の放送では言葉を発することのないそらジローゆえに、その声の主がまる子と同じだと初めて知った人も多かっただろう。 会終了後に献花に訪れ、祭壇に飾られたそらジローの絵を見た一般ファンの中にも、TARAKOさんとの意外な関係に驚いた人が多数いた。 木原さんは弔辞で、一緒に代々木公園で花見をした思い出などを話した後、こう語っている。「そらジローのアニメのアフレコの時は狭いブースに(TARAKOさんと)二人きりだったから、最近見たお芝居のこと、お互いの暮らしのこと、たわいもない話で笑ったね。懐かしいです」
写真・西村 純/主催者提供 「週刊新潮」2024年6月27日号 掲載
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