「光る君へ」金田哲がエリート貴族に「大丈夫ですか、僕で」 滑った経験、演技の武器に
吉高由里子主演で、平安時代に長編小説「源氏物語」を執筆した紫式部の人生を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」。エリート貴族・藤原斉信(ただのぶ)を演じるのが、お笑いコンビ「はんにゃ.」の金田哲だ。大河ドラマ初出演だが、色白で端正な顔立ちに平安衣装がよく似合い、出世欲に燃えた貴公子を好演する。 【場面画像をもっとみる】ききょう(ファーストサマーウイカ)に言い寄る、斉信(金田哲) ■絵馬に「いつか大河に出ます」 子供のころから大河ドラマを見て育った歴史好き。「この世界に入った目標の1つが、いつか大河ドラマに出演すること」だった。 歴史好きの芸人仲間と大河ゆかりの地を訪れるツアーを実施してきたが、「真田丸」(平成28年)の舞台となった上田市(長野県)を訪れたときには、神社の絵馬に「いつか大河ドラマに出ます」と書いた。「その願いが叶い、うれしいという言葉だけでは表現できない。すごく引き締まりました」と喜ぶ。 斉信は、藤原道長(柄本佑)の腹心。一条朝の四納言として活躍する。役作りのために斉信について調べたが、「『うわ、すごいスーパーエリート』『大丈夫ですか、僕で』と思いました」と明かす。 斉信、道長、公任(町田啓太)、行成(渡辺大知)の藤原姓の4人の貴公子は仲良く集う様子から、「F4」と視聴者から呼ばれ人気だ。斉信は会話の中心にいることが多いムードメーカーで、「(4人の中では)一番の感情型。喜怒哀楽がしっかり出ている。出世欲も強いし、それを隠しません。プレイボーイであり、人間味あふれる人」と感じている。 特別な存在と感じているのが公任だ。「公任は歌も楽器もできる。いつか抜きたい存在。2人でよく一緒にいますが、憧れでもあり、ライバル」と語る。 斉信は立ち姿も美しく、F4のほかの3人と並んでも遜色ない貴公子ぶり。演じる上で大切にしているのは「品格」だ。「一つ一つの所作や言い回し、発言には品格を残さないと。武士ではなくて貴族なので、たたずまいはかなり意識しています」。エリート感を醸し出す知的さについては、「勉強はできない方なんですが、自分の中にちょっとだけ残ったインテリジェンスが出てくれたのかな。役作りはありません。昔から黙っていたら頭よさそうって言われるんです」。 ■ききょうに首ったけ
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