漫画に挑戦の佐藤たかみち、井澤勇貴に写真撮影をおねだり「ぜひまた!」
「映画刀剣乱舞-黎明-」髭切役や舞台「ブルーロック」凪誠士郎役などで活躍する俳優・佐藤たかみちが、“昔話を2.5次元舞台化するなら!?”をテーマに漫画を披露する企画。今回は「みにくいアヒルの子」をお題に、現代版・みにくいアヒルの子を展開する。漫画のお題は、佐藤たかみち公式チャンネル「TAKAMICHI CHANNEL」の放送内で決定。ザテレビジョンでは、作者・佐藤たかみちとチャンネルのゲスト・佐織迅に今回のお題「みにくいアヒルの子」にちなんだインタビューを敢行した。さらに、ゲスト・井澤勇貴には漫画に関連して、自身の転機や癖について話を聞いた。 【写真】さわやか笑顔でピースサインをする佐藤たかみち ■佐藤たかみち「『あっかわいいなあ』と思ってもらえたらうれしい」 ――漫画にはこれで2回目の挑戦になりますが、今作で特に見てほしいポイントはありますか? 佐藤 : やっぱり愛陽流(アヒル)が一歩踏み出すところです。そこのコマは、元々の愛陽流と、変わろうとしている闘志で熱くなっている愛陽流とで二分割にしてあって。おすすめのポイントです。あとは、愛陽流と白鳥のゲーム内アバターみたいな感じで、ゲームのキャラクターアイコンのようなものも描いていています。ゆるキャラってことじゃないですけど、「あっかわいいなあ」と思ってもらえたらうれしいですね。 ――漫画に書ききれなかった設定があれば教えてください。 佐藤 : これはもう、たくさんありますね!(笑) 特にゲーム内で戦っているシーン。まず、実際にやってるゲームはシューティングゲームだったりとか、刀や剣で戦うとか、ファンジーゲームとか何でもいいんですけど、バトルゲームをやっているという設定で。そして、外の世界ではちょっと暗いアヒルだけど、ゲームの中で戦うときはしがらみがないから、元気でもう別人みたいな感じでやってるよ?というイメージ、というのを存分に描きたかったですね。描く腕があれば(笑)。 ■木刀を振りかざす佐藤・植物に挨拶する佐織 佐藤たかみち公式チャンネル「TAKAMICHI CHANNEL」の放送内で「みにくいアヒルの子」のお題を選んだゲストの佐織迅と佐藤たかみちに、みにくいアヒルの子のストーリーにちなんだ質問をぶつけた。 ――早速、今回のお題「みにくいアヒルの子」にちなんだ質問をさせてください。主人公のみにくいアヒルの子は、他のアヒルとは違う個性を持っていたという物語から始まります。お2人にも、あれ?これ自分だけかも?と思うような変わった癖や習慣はありますか? 佐藤:これを真面目なインタビューで言っていいのかわからないんですが、僕は自分のことを根っからの中二病だと思ってるので(笑)。自分で言うのもあれですけど、すごく、子ども心のある25歳だと思っています(笑)。 ――ちなみに、中二病っぽいエピソードはありますか? 佐藤:家で一人でいるはずなのに、誰の気配を感じたときは、自分の木刀を持って「そこにいるのはわかってんだぞ!」って言いながら見回ってます(笑)。 佐織:あー…この人結構やばいのかもしれないですね(笑)。知ってはいましたけど(笑)。 一同:爆笑 ――佐織さんはどうですか? 佐織:これは結構メルヘンなんですけど。夏ぐらいから植物を育て始めていて。そもそも育てはじめたきっかけが朝起きる習慣のためだったんですが…。「おはよう」って植物に言います。 佐藤:もしかしたら植物にも意思があるかもしれないからね! ――お2人とも、個性溢れる回答をありがとうございます。さて、みにくいアヒルの子は、最終的に白鳥という自分の本来の姿を知り、胸をはって過ごしていくことになりました。自分に自信を取り戻すきっかけとなったような、最近見つけた新たな自分の魅力や自慢できることを教えてください。 佐藤:この前、お仕事で初めて歌う機会があったんですが、普段の話し声が割と高めなので、低音はあまり出ない方だと思っていて。でも、歌う曲にキーの低めの曲も含まれていたんです。その時に、歌唱指導の先生に低い声の才能があると言ってもらえました。身長が高い分、響かせる部分も大きいので、楽器と同じように低い音をうまく出せるポテンシャルがあるということみたいです。 佐織:本当に“新たに”見つけた魅力だね。 ――それでは、佐織さんはいかがですか? 佐織:最近、「迅って、シンプルでいいね」って先輩に本番中に言っていただきました。多分、内面的なことに対して「フラットでいられるからすごくいいよ」って言っていただいたんだと思います。まだ自分でも咀嚼しきれていないんですが、浮き沈みがあっても中心に戻せる方法を考えていることもあって、そういう言葉をいただけたのかなと思いました。強みになるんじゃないか、と最近思っています。 佐藤:まさに“Simple is the best”だね。 ■井澤勇貴のこだわり・靴を何度も並び替え 佐藤たかみち公式チャンネル「TAKAMICHI CHANNEL」の放送内で「みにくいアヒルの子」の漫画のお披露目に立ち会ったゲストの井澤勇貴に、みにくいアヒルの子のストーリーと今回の漫画の内容にちなみ、話を訊いた。 ――以前の放送で佐藤さんには、あひるの中で1羽だけ異なる個性を持っていた「みにくいアヒルの子(白鳥)」にちなみ、これ、自分だけかも!?と思う変な癖や習慣についてお伺いしました。 佐藤:何て言ったかな…。中学3年生の頃から買い続けている週刊少年ジャンプを切り抜いて、ファイリングしていて。10年分のジャンプの表紙と、あと巻頭カラーページ、家に全部あります。 井澤 :えー!すごー! 佐藤:「呪術廻戦」の連載開始号とか、「鬼滅の刃」もカラーページの切り抜きがあります。ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)は、1話見たときに「あっ! コレはヤバい」って思って、1冊まるまる取ってあるんです。 井澤:すごいね。 佐藤:あとは、毎週のジャンプとか小説とかライトノベルとか、全部、声に出して読みますね。ってくらいですかね。 ――井澤さんの変な癖や習慣も教えていただけますか? 井澤:僕は、靴とか洋服とか好きで。靴を履いて下駄箱にしまって、その後で気になって並べ替えちゃったりするんですよ。この列いいな!って並べ替えたのに、次の日に帰って来て、やっぱ違うかなー?とか、やっちゃいます。 佐藤:ディスプレイのようにショーケースに入ってる気分になるということですか? 井澤:下駄箱に入っているときにかかとの部分が見えてる訳なんだけど。そのかかとが、色で統一されているとか、例えばブーツはブーツで、スニーカーでもゴツめなスニーカーと軽い・薄いスニーカーをちゃんと全部種類ごとに分けてないと嫌なの。 佐藤:なるほど。 井澤:新しい靴を買って入れるとするじゃないですか。それで、違う色がそこに入るってなったときに、じゃあ、ここはここじゃないかな?とか。やるのが好きなんですよ。 佐藤:すごいですね。これも聞いたことないです。 ――次に、佐藤さんが描いた漫画の内容に関連してお伺いします。主人公は友人・ハクからの後押しでゲーム実況者になる決意をしました。皆さんが思う、これまでで自分の転機となったチャレンジや変化について教えてください。 井澤 :数年前に 写真集をKADOKAWAさんから出してもらったんですけど、その時のフォトグラファーさんが、すごく良くて。ちょっとコアな話になるんで、ある程度は割愛しますけど、その方の写真を見ると、前後10秒くらいの間でどんなことが行われていたのか分かるくらいの立体感があるんです。生きている写真なんですよ。こういう仕事をしていますから、色々なカメラマンさんに出会うじゃないですか。でも、それまでそんな感覚を覚えたことがなくて。この人のことをもっと知りたいとか、この人ってどんな気持ちで写真を撮るんだろう?とか思ったんです。それで、僕もカメラを始めました。 佐藤 :そうなんですね! 井澤:元々好きだったんだけど、ちょっとでも真似できるようにその方が使ってるカメラを買って…とか。そういう風に始めてから、人物の写真を撮る時に「あ、この人は僕のことまだそこまで信用してないな…」とか分かるようになりました。「この角度が好きなんだ。この口角の上がり方が好きなんだな」とか。じゃあ、今まだ撮らないでおこう、シャッターをずっと押さないでおこうとか、そういう感覚があるんですよ。自分が撮られる側になった時に全然出来ていないこともいっぱいあるんですけど。フォトグラファーさんってきっとこういう気持ちで撮っているんだろうなというのがちょっと分かった気がします。 佐藤:僕も(ブルーロックの)雷市の格好で、井澤さんに写真撮っていただいたんですけど、超気に入ってます。 井澤:良かった! 佐藤:雷市も凪も両方撮って下さって、ド素人の意見ですけど、めちゃめちゃ良い写真で、家族とか友達とか、みんなに送りつけてますもん。「 これ、いいでしょ!」「めっちゃ良くない?」って。おばあちゃんとかにも! 井澤:本当⁉かわいい~! 佐藤:そのくらい、本当に良い写真なんですよ。 井澤:もっと頑張ります(笑)。 佐藤:ぜひ、また…! 井澤:また撮ろう! ――最後はお2人のほっこりエピソードになりましたね(笑)。では、佐藤さんの自分の転機となったチャレンジや変化は何でしょうか? 佐藤:これは、芸能界を目指そうと一番最初にちゃんとした覚悟を決めた時になるのかな。興味はあったけど、高校卒業するまでは人前で話すこととか全然できなくて。高校は、昼休みに「遊戯王」やったり、放課後に秋葉原へ行ってアニメイト行ったり、ザ・オタクの生活をしていたんです。でも、俳優やりたいってなった時に大学もそういう学校へ入って、なるべく率先して前に出るように、色々自分から行動するようになりました。そして、入学した大学の先生が、ブルーロックの演出家の伊勢(直弘)さんだったんですよね。 井澤: そうだ、前に聞いたね。 佐藤:はい、そして伊勢さんがあるキツい一言を言ってくださって。それがきっかけで自分のモチベーションがさらに変わりました。一番の自分の中での転機になったことで言えば、伊勢さんに会ったことが一番大きかったのかな?と 思います。