注意が必要! 実は多い「新紙幣」非対応の『自動販売機』や『券売機』 新紙幣を使わないで済むサービス券販売の駐車場も!
新紙幣が発行されて、いち早く手にしてみたいという方は多いと思います。 ただ、注意が必要となるのは、新紙幣に対応していない「自動販売機」や「券売機」が青森県内にはまだ多くあることです。 【写真を見る】 新紙幣への対応が完了している割合を見る ■注意が必要! 新紙幣に対応していない「自動販売機」や「券売機」 河村庸市キャスター 「きょう発行されたばかりの新紙幣を駐車場で使ってみます。札を入れると…。このように戻ってきます。まだ新紙幣に対応していないところも多くあるようです」 青森市にある有料駐車場アウトエア安方2丁目です。こちらの精算機には3日、「新紙幣非対応」というシールが貼られていました。こちらの駐車場を含めて県内47か所の駐車場を管理するティーエム管理は、現在9割ほどの駐車場で新紙幣への対応ができていないといいます。 ■「新紙幣対応のパーツが届いていないのが一番大きい…」 ティーエム管理 三浦 基社長 「新紙幣対応のパーツが届いていないのが一番大きいです。ものによって違うが、年式によってはプログラムをインストールするだけで新札に対応できるものもありますし、古いものはお札を管理する部分全部を交換しないといけないので、一概にいつというのは言えないが遅いものだと年内かかっちゃうかなと」 会社側は現在、部品の交換を急いでいて、全体のおよそ半数は夏祭りが始まる前には改修作業を終えたいとしています。それまでの間は、新紙幣を使わないで済むサービスのPRに努めたいということです。 ■新紙幣を使わないで済むサービスとは? ティーエム管理 三浦 基社長 「100円券、200円券というサービス券を販売していて、1割引で買えるので、お使いいただければありがたい」 新紙幣の対応が道半ばとなっているのは弘南鉄道も同じです。券売機の改修は6月下旬に終えたものの、車両の中にある運賃箱は対応が追いついていません。このため、無人駅で乗客が降りるときなどは乗務員が新紙幣と旧紙幣を交換して対応するとしています。
■新紙幣への対応が完了している割合は? 弘南鉄道 中田正志業務部長 「(運賃箱は)変えないと全部運転手対応になりますので変える方向では進めていきたい」 こうした新紙幣に対応していない券売機や自販機は、3日以降も一定数残る見通しです。業界団体、日本自動販売システム機械工業会によりますと、6月末で更新作業が終わっているのは金融機関のATMは9割以上ですが、飲料の自販機は2割から3割程度などとなっています。 このため、各事業者はキャッシュレスの利用を呼びかけるなどしながら新紙幣に対応するための改修を急ぐ方針です。
青森テレビ