米アルファベットが最高益 MSは2割増益 1~3月期
【シリコンバレー時事】米グーグルの親会社アルファベットと米マイクロソフト(MS)が25日発表した2024年1~3月期決算は、いずれも増収増益だった。 【写真】米グーグルのピチャイ最高経営責任者 2社ともクラウド事業が好調で、アルファベットは純利益が四半期ベースで過去最高。MSは前年同期比で2割増益だった。 アルファベットは、売上高が15%増の805億ドル(約12兆5200億円)。柱となるインターネット広告収入が13%、クラウド収入が28%それぞれ伸びた。リストラによるコスト削減も奏功し、純利益は57%増の236億6200万ドル。初めて配当を実施する。 ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「検索、(動画共有サイトの)ユーチューブの力強い業績が反映された」と説明した。 MSは、売上高が17%増の619億ドル、純利益が20%増の219億3900万ドル。いずれも1~3月期として過去最高だった。ナデラCEOは「クラウド事業の堅調さが続いたことで記録的な1~3月期となった」と述べた。