海外メディアも錦織の激闘勝利に注目「エベレスト登山の後のようだ」「爆撃に耐えた」「スリル満点」
英国のインディペンデント紙は、「錦織がカルロビッチを素晴らしい5セットマッチで破った。39歳と333日の大会最年長のカルロビッチは、2セットダウンから逆襲。もう少しで逆転勝ちするところまで迫った。喝采を受けてコートを後にした」と伝えた。 同記事は、カルロビッチは全豪では1978年に44歳のケン・ローズウォールが勝って以来となる最高齢で2回戦に勝ち上がってきた選手であることを紹介した上で、白熱の最終セットを「カルロビッチは(タイブレーク)7-6のリードでサーブを迎えたが、ボレーのミスが響き、錦織が最後の4ポイントを奪い、勝利へと向かった」とレポート。 「カルロビッチのサーブに対峙する上で簡単だったことは一度もなかった」という強力サーブに苦戦した錦織のコメントも紹介した。 欧州のスカイスポーツは、「錦織がスリル満点の試合でカルロビッチを破る」との見出しを取り「興奮の最終セットのタイブレークが終わるまで、錦織はいつまでもバテないカルロビッチに対し苦しみ、あわや2回戦で敗退するピンチだった」と報道。 英国のイブニングスタンダード紙も、「錦織がカルロビッチ相手にスリル満点の5セットマッチを経て3回戦へ進出」と、同じく“スリル”という言葉を見出しに使った。 「第8シードの日本選手(の錦織)は、来月40歳を迎えるカルロビッチに対して2セットをリードした後に釘付けにされ、試合は最終セットのタイブレークに突入した」と、試合展開を説明。「錦織は、試合後に、カルロビッチの59本のエースと、98本のサービスウィナーに対し、サービスエースがたった9本だったことを問われ、『自分が1年で奪うサービスエースよりも多くをカルロビッチから浴びた』とジョークで答えた」と伝えた。 1回戦は苦戦。2回戦も薄氷勝利となった錦織は休む間もなく中1日で3回戦を迎えることになる。