「なんでこんなに地震が…」深夜の能登襲った震度5弱 再び不安広がる被災地
テレビ金沢NEWS
26日夜、輪島市と志賀町で震度5弱の強い揺れを観測した地震では、石川県内で1人が転倒しけがをしました。一夜明けた27日、能登に暮らす住民からは相次ぐ災害に不安の声が聞かれました。
26日夜10時47分頃の地震では輪島市と志賀町で震度5弱。珠洲市、穴水町、能登町、七尾市などで震度4金沢などでも震度3を観測しました。 この地震で津幡町の70代女性が転倒してけがをし、救急搬送されたということです。石川県内では建物などへの被害の報告はありませんでした。
一夜明けた27日朝、震度5弱を観測した志賀町の住民は… 志賀町の仮設住宅の住民: 「横に揺れたような感じがあって。10秒ぐらい続いたんじゃないかな。なんでこんなに地震が起きるのかなと思う」
同じく震度5弱の揺れに襲われた輪島市門前町の住民からは不安の声が聞かれました。 仮設住宅に住む輪島市門前町の住民: 「びっくりして飛び起きた。けっこう長かったね揺れが。寿命縮まるような」 「恐ろしかった。一時、胸がどきどきしてた。どこも行けないし、行くとこないもん」
一方、こちらは11月、仮設店舗で本格的に営業を再開したばかりの衣料品店。 のむらや・能村 武文 さん: 「また、避難所生活戻らんならんかなというのはよぎりました。高い大きな棚とかは1月の地震のときに倒れとったもんで、それは使わないようにして」 倒れやすい棚は使わないなど対策を行っていたため店内の被害はなかったといいます。
また、こちらの料理店も地震発生時は営業時間外で店に客はおらず、幸い店内の被害もありませんでした。 食事処 縁・安田 俊英 さん 「怖いですね、やっぱり不安なんで仮設店舗入るときは、いざ何かあったときにすぐ逃げられるようにいうこと考えて再開しました。皆さんの憩いの場でありたいんで。不安がある人のはけ口でもいいんで、癒しになってくれればいいかなと」 また、石川県では余震の恐れがあるとして27日の災害ボランティアの活動は中止しています。