いま、SFは中国がアツい。オススメの映画6選
『アイアン・ブレイド』(2022年 U-NEXT)
U-NEXTで配信中の『アイアン・ブレイド』は、「五行思想×ロボットSF」といった感じの作品。 古の中国を舞台に、自然エネルギーによる特殊能力を駆使してクリーチャーを倒すというストーリーです。 伝統的な中国らしいビジュアルと五行思想を軸としつつ、発達した魔法のような力と傀儡という概念で描写されるテクノロジーや巨大ロボへと展開していくダイナミックな流れが魅力です。 ご視聴はこちらから!
『王朝の死鬼』(2023年 U-NEXT, Amazonプライムビデオ)
U-NEXTやAmazonプライムビデオで観られる『王朝の死鬼』。こちらは「時代劇×ゾンビ+エイリアン」といった感じの作品です。 明朝の時代、衛兵を務める主人公が町に戻ると一夜にしてゾンビが溢れかえっていた。さらにそれは巨大エイリアンの襲来によるもので...というストーリーです。 時代劇的な舞台設定とゾンビパンデミックとエイリアンというなかなかごちゃ混ぜ感のある組み合わせですが、異色ゆえのおもしろさがあります。ゾンビ映画的な感染や籠城、救命といった展開と、巨大生物にどう立ち向かうかというSF的テーマを合わせた作品となっています。 風景描写や造形や美術など中国文化的なものが鮮やかで魅力的です。特に木偶戯のような傀儡師のキャラクターが登場して戦うのですが、これがユニークで良いですね。 ご視聴はこちらから! U-NEXT, Amazonプライムビデオ
『ナタ転生』(2021年 Netflix)
Netflixで配信中の『ナタ転生』。こちらは今回唯一のフル3Dアニメーション映画で、「封神演義×サイバーパンク」といった感じの作品です。 ※封神演義=中国明代に成立した神怪小説 バイク改造が趣味の義賊のような青年。実は『封神演義』で語られる哪吒(ナタ)の生まれ変わりであり、前世からの運命に導かれるように戦いに身を投じることに。同じように転生した東海龍王らとの因縁が現代に蘇る、というストーリー。 まず、新旧や東西も重ねられた文化、そして科学技術と伝統が入り交じりいびつに発展した町という世界観がサイバーパンク的で非常に魅力的です。さらに、要所に封神演義でのエピソードが散りばめられつつ、新たな運命に導かれるような展開がすばらしいです。 世界観のビジュアルメイクだけでなく、フル3Dのアニメーションによる自由でダイナミックな映像表現も見ごたえがありますよ。 ご視聴はこちらから!