『キングオージャー』酒井大成&『ドンブラザーズ』樋口幸平にインタビュー 衝撃の秘話に驚き
■樋口幸平、1年を経て思い出に残る1話 『キョウリュウジャー』10年後に万感
――本編の話になりますが『キングオージャー』で1番印象に残ってるエピソードは? 【酒井】やっぱり、48話、49話、50話は1番印象に残ってます。王様たちだけではなくて、民たちもこう含めて1つの敵に向かっていくストーリーがすごくいいなと思いました。 ――豪華なサプライズゲストも。いつ知ったんでしょうか? 【酒井】40話ぐらいからですね。今まで出てきたデボニカとかライニオールとかももしかしたら出るよ、と聞いてたんですけど、決定したのは割とギリギリでしたね。 ――1年が経過して、改めて感じる『ドンブラザーズ』思い出の1話は? 【樋口】やっぱり最終話ですね。つながりが面白いと思います。他の過去のレッドの皆さんもそうだと思うんですけど、僕が演じた桃井タロウも役と共に自分も成長していけたと思っています。役が1話と全然違うんです。特撮作品は1年間ですごく成長される方がたくさんいる。その中で、僕も役と共に成長していた実感があったんです。1話の「縁ができたな」と言うシーンと50話の「縁ができたな」と言うシーンは同じような形で作られていました。成長していたけど、記憶が消えたから1話の桃井タロウに戻る、もう1度戻るから終わりのような始まりみたいな終わり方だったんです。本当に面白い終わり方ができたなと思いました。 ――そんな中、『獣電戦隊キョウリュウジャー』が10年ぶりに帰ってきました。 【酒井】こうやってご一緒できたことうれしく思いました。10年経った今でもこうやって愛されてるんだなっていうのをすごく実感しました。 ――10年後、カムバックするイメージはありますか? 【樋口】カムバックしたいですね。バカやりながら真面目。バカ真面目っていう言葉がすごくこの『ドンブラザーズ』にぴったりなのかなと思うので10年後カムバックしてバカ真面目したいです。10年後戻ってきてくれた『キョウリュウジャー』の皆さんを見てると、すごくカッコいいなと思いました。僕はまだ終わって1年しか経っていないんですけど、10年後に胸張って帰ってこれる重大さ、スゴさを感じたので、『ドンブラザーズ』のキャストみんなと一緒に10年後に帰ってくることができたら幸せなんだろうなと思いました。 【酒井】『キョウリュウジャー』の方々が変身するシーンがあって、それを1発で決めたんですよ。みんなそろってピタって。これってすごいなと思ったんです。10年経った今でも息ぴったりで、感覚を覚えてるんですかね。10年後に僕らはどうなってんだろうなっていうのはすごく想像しました。 ――最後にメッセージをお願いします。 【樋口】『ドンブラザーズ』ファン、『キングオージャー』ファン含め、特撮ファンの皆さんにとって、『ドンブラザーズ』と『キングオージャー』という作品は、スーパー戦隊において変化のある作品だったと思います。あの『ドンブラザーズ』がヒーローとして生きられる最後の時間かもしれないので、ぜひ皆さんにしっかり受け取っていただいです。『ドンブラザーズ』と『キングオージャー』の混じり合った空気感だったり雰囲気をしっかり見ていただけると、すごくありがたいなと思っております。 【酒井】もちろん見どころはいっぱいあるんですけど、『キングオージャー』と『ドンブラザーズ』という個性の塊みたいな集団が、どうやって敵と立ち向かっていくのかや『キョウリュウジャー』の方々との掛け合いを楽しんでくれたらと思います。『キョウリュウジャー』は10年越しに再結成して、変身シーンは特に見どころなんじゃないかなと思っています。ぜひ劇場でお待ちしてます!