上田久美子が大衆演劇をモチーフに作・演出・出演、蒲田温泉の宴会場でProjectumï旗揚げ公演
上田久美子が主宰する演劇カンパニー・Projectumï(プロジェクトゥミ)の旗揚げ公演「寂しさにまつわる宴会」が、来年1月24日から2月3日まで東京・蒲田温泉 2階 宴会場で開催される。 上田が今年1月に設立したProjectumïは、“少数の観客層が志向する前衛的な作品と大衆的なエンタテインメントの中間に位置する作品作り”を目指す団体。初めての主催公演となる「寂しさにまつわる宴会」では、1937年に創業された銭湯・蒲田温泉の宴会場を会場に、“風呂上がりの人々と皆で飲み、くつろぎ、余興の芝居を見る”、宴会形式の演劇公演が立ち上げられる。大衆演劇をモチーフとした本作では、端役の俳優と1人の労働者の物語が展開。宴会の司会を上田が担うほか、竹中香子と大衆演劇の俳優・三河家諒が芝居を演じる。 作・演出を手がける上田は「私は、これまで宝塚など大きく贅沢な舞台で脚本を書き演出してきました。組織を離れて一人で作品を作る、まだ『かけだし』だから、音響、照明、司会、できることは全部自分でやります。生まれ変わるためにジタバタする私に会って、誰かが元気になったらいいなと思います」とコメントした。 チケットの一般販売は11月23日10:00にスタート。 ■ 竹中香子コメント 世界中で分断と対立が加速する中、私自身、なぜ演劇をやるのかわかりません。それでも、全く異なる環境で演劇に接してきた3人が、ひとつの場所に集い、言葉を重ねるプロセスに希望を感じています。そして、私たちと同じように、バラバラな価値観をもった観客を歓待する寛容な場を、蒲田温泉に出現させられるなら、やはり演劇という場をひらく意味はあると信じたいです。 ■ 三河家諒コメント これはまさに異種格闘技。私にとりまして初?と言っても過言では無い舞台になるのでは?とは言いつつも、温泉施設の会場で、飲食をしながらの観客の前で演じる。これは私が一番慣れているのでは? いつしか観客の手も口も止めて、舞台に集中して頂けるか? さて、宴会か? はたまた演怪か? 私自身も楽しめたらと思います。 ■ Projectumï「寂しさにまつわる宴会」 2025年1月24日(金)~2025年2月3日(月) 東京都 蒲⽥温泉 2階 宴会場 □ スタッフ 作・演出:上田久美子 □ 出演 竹中香子 / 三河家諒 / 上田久美子 ※U-25チケットあり。