理大でホワイトコートセレモニー 「社会に貢献できる薬剤師に」【山陽小野田】
山口東京理科大(望月正隆学長)で4日、ホワイトコートセレモニーが行われた。薬局や病院で実務実習を開始する薬学部4年生が、薬剤師を目指す者として心構えを新たにすることを目的とした式。104人が授与された真新しい白衣に袖を通して、社会に貢献できる薬剤師になるために成長することを誓った。 望月学長は「実習は患者の生活を見て、患者中心の医療を考える最適の環境。多岐にわたる薬剤師の業務、地域医療を支える意義と心構えを理解して」と式辞。武田健薬学部長は「セレモニーは患者の命と薬物治療に責任を持つ心構えを改めて確認するもの。使命感、責任感、倫理観を実習を通じて磨いてほしい」と告辞を述べた。 学生を代表して名倉京佑さん、諸田智也さんが「国民を健康に導き、社会に貢献できる薬剤師になる」と宣誓。薬学臨床実務実習支援委員会の小野浩重委員長から白衣を受け取り、全員が着用した。 藤田剛二市長は「皆さんからは強い自覚と責任感が感じられる。努力を積み重ねてほしい」とエール。山陽小野田薬剤師会の上林雅樹会長らも祝辞で激励した。 実務実習は今月中に順次開始。県内外の薬局や病院で調剤業務などに携わる。