センバツ2024 阿南光へエール 児童ら「竹紙」に NPO募る /徳島
3月18日に阪神甲子園球場で開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する徳島県立阿南光高校を応援しようと、地元・阿南市のNPO法人が竹を使った和紙「竹紙(ちくし)」を活用したメッセージボードを同市役所1階ロビーに置いた。24日まで書き込みを呼びかけている。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 竹林の荒廃を防ぐため、放置竹林をタケノコ栽培園として再生しようと活動しているNPO法人「竹林再生会議」が設置した。会議の長池奉成代表理事は同校産業創造科の1年生を対象に、枯れた竹から取り出した竹の繊維と紙くずを混ぜた和紙作りの授業をサポートしている。応援メッセージ用の竹紙は、同校の生徒が手作りしたものだ。 既に地元の小中学生約330人が「下克上ガンバレ!」「全力プレー」などのメッセージを寄せている。「甲子園でゆうしょう出来るようにがんばってください」と書いた「見能林スポーツ少年団」の田村仁投手(11)は「試合中にチーム全員で声かけをして、全員で勝利してほしい」とエール。28日には阿南光の選手らが寄せ書きを受け取り、甲子園の宿舎に持参する予定。【山本芳博】