キャリア20年以上!引っ張りだこの木南晴夏が俳優を続けてきた理由は「芝居が好き。一つひとつ問題をクリアしていく感覚が好き」
木南晴夏さんが、撮影現場の“好き”なことや俳優の活動を20年以上続けてこられた理由を語りました。 【写真9枚】木南晴夏がアクションを初体験したという『ビリオン×スクール』のシーン写真を見る 幼少期に宝塚の舞台を見たことをきかっけに俳優を目指すようになった木南晴夏さん。2004年『桜咲くまで』(毎日放送)で俳優デビュー後、映画『20世紀少年』やドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京)、『せいせいするほど、愛してる』(TBS)、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)など、さまざまな作品に出演し、その自然体の芝居で作品を彩っています。 現在は、ドラマ『ビリオン×スクール』に出演している木南さんにインタビュー。役の切り替え、撮影現場で“好き”だと思う瞬間、俳優を20年以上続けている理由などを聞きました。
木南晴夏 役の切り替えのポイントは「現場の雰囲気」
役を切り替えるポイントは?──木南さんは出演作も多く、常に何かしらの作品に出ている印象がありますが、役の切り替えなど大変ではないですか? 自分で切り替えているつもりは全くないですが、うまく切り替えができている気がしています。 ドラマであれば3、4ヵ月の撮影がありますが、その初日や序盤は実は不安定なんです。と言うのも、「この役って、このしゃべり方で合ってるかな?」と、まだグラグラした状態で撮影に入ることが多いので。それは前の作品を引きずっているということではなく、ただ役がなじんでいないということなのですが。 それが4話、5話くらいで考えなくてもしゃべり方や行動が自然と出てくるくらいなじんでいく感覚。だから、現場が切り替えてくれているということなんでしょうか。 現場によってスタッフやキャスト、いる人が違うので。その雰囲気が“役”にしてくれている気がします。 ──「“好き”でつながる」というめざましmediaのキャッチコピーにかけて、木南さんの撮影現場での“好き”を教えてください。 「みんなで作品をつくってるな」と感じられる瞬間はすごく好きです。 俳優部も、撮影部も、照明部も、監督も、プロデューサーも、みんなが意見を出し合える現場ってすごくいいですよね。「こうしよう」「それいいね」「こっちはどう?」と気軽に意見を交換して、いいものが生まれる瞬間にいられると楽しいなと思います。 ──そういう意見の言い合える現場で、特に印象に残っている作品は? 『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)ですね。自分の年齢もあったと思いますが、すごく楽しかったです。 あのドラマ、毎回エンディングの曲が違ったのですが、スタッフやキャストみんなで「この曲良くない?」と出し合っていたんです。お芝居に関しても、「こうしようよ」という意見が言いやすい空気でしたし、監督も聞き入れてくださる方で、よく話し合っていました。 最近で言うと『9ボーダー』(TBS)も「この展開で、このシーンっているかな?」ということから「ここでキュンとさせたいんだけど、どうしたらキュンとする?」ということまでみんなで話してつくっていく感じが、楽しかったですね。 ──木南さんはすでに20年以上のキャリアがありますが、ここまで俳優を続けてこられた原動力は何ですか? 単純にお芝居が好きっていうことが一番大きいと思います。 あと、最近気づいたのですが、私、テスト勉強みたいなことが好きなんだな、と。問題があって、それを解いていくという。お芝居も近いものがあるんです。 台本があって、監督やプロデューサーが「こうしてください」という課題があって、その課題を乗り越えていく。それが一つひとつ問題をクリアしている感覚で、テスト勉強みたいで好きなのかなと思っています。 ──その課題は難しいほうが燃えるタイプですか? 難しいことは嫌です(笑)。ただ、自分から挑戦していくことは少ないけど、もし難しい課題を出されたら対応しますし、それを乗り越えられたときの達成感はすごくありますよね。 ──今までで一番大変だった課題は何ですか? 『ビリオン×スクール』で初めてアクションをやりましたが、大変でした。しかも、最初は「ちょっと相手を押すくらい」という話だったのに、見本の映像が送られて来て見たら、バリバリに戦っていて(笑)。 とんでもないアクションをやることになってしまって、プレッシャーでしたし、早く帰りたかったけど、無事に撮ることができてホッとしました。 あとは、「この役で、この瞬間に泣かなきゃいけないのは難しい」と思うこともあって、それも課題ですし、暴力的な人物とか自分と近くない役柄を演じるのも課題ですし。課題はたくさんありますね。
めざましmedia編集部