昨年父の名曲『あゝ上野駅』をカバーした工藤夕貴「まさか自分が演歌を」歌い継いだ経緯明かす
最近は演歌に初挑戦し新たな一面も話題の工藤夕貴さん。歌手である父、故・井沢八郎さんの代表曲『あゝ上野駅』を娘として歌い継ぐことになったいきさつを伺いました。 【画像】真っ白なドレス姿がかわいい!亡くなった父・井沢八郎さんとの貴重な親子ショットなど(全20枚)
■父の名曲『あゝ上野駅』を歌うことになった縁 ── お父様は、昭和の団塊世代の方たちに支持を受けた名曲『あゝ上野駅』で知られる歌手・井沢八郎さんですが、娘さんでいらっしゃる工藤さんが昨年この名曲をカバーしてCDを発売されました。そこにはどのような経緯がおありだったのでしょうか?
工藤さん:父の歌をカバーすることになったきっかけなんですが、本当にいろいろなご縁が繋がって歌わせてもらうことになったんです。たまたまテレビを観ていたら日本歌手協会の歌謡祭で父の歌が歌われていて、私も歌の仕事したいなぁなんて話してたら、家族に「日本歌手協会に入ってみたら?」と背中を押されました。 そこから日本歌手協会理事長の合田道人(ごうだ・みちと)さんとの出会いがあって「井沢さんが歌う『あゝ上野駅』を、お嬢さんが歌ったらいいんじゃない?」と言ってくださったんです。というのも、さまざまな事情があり父が生前歌っている『あゝ上野駅』の映像が流せていない状態で。他の歌手の方が歌うことがあっても、父の声で聴く「あゝ上野駅」は聞けないまま年月が過ぎていました。
本来ならいろんな人にもっとこの曲を懐かしく聴いていただきたいところなんですけど、このままではこの曲を愛してくれた世代の方が元気なうちに聴いていただけなくなると。この曲は父も難しい曲のひとつと言っていたので「私に歌えるかな?」という思いもありましたが、合田さんにそういってもらったおかげでレッスンして番組で歌うことになったんです。
■五木ひろしさんの言葉でCDリリースへ ── 団塊の世代で上京してきた人たちにとっては、ひときわ思い入れのある名曲ですよね。そのとき共演なさった、歌手・五木ひろしさんにとっても思い入れの深い曲だったそうですね。