「紙幣番号を調べる」宅配便で現金送り2400万円だまし取られる 翌月再び電話があり詐欺発覚
北海道・旭川東警察署は12月3日、旭川市内に住む70代の女性が現金計約2400万円をだまし取られる詐欺事件が発生したと発表しました。 11月5日、女性宅に総務省関連団体の職員を名乗る男から電話があり、女性は「個人情報が漏れて不正利用されている」などと言われました。 その後、警察官を名乗る男からは「口座にあるお金が詐欺の被害金かどうか紙幣番号から調べる」などと告げられました。 これを信じた女性は、指示に従って4回にわたって指定された住所に宅配便で現金計約2400万円を送り、だまし取られました。 12月2日になって、女性のもとに再び総務省関連団体を名乗る人物から同様の連絡があり、先月と同様に警察官から続いて電話が来ると女性は考えていましたが、その電話が来なかったため、違和感を覚えた女性が警察の相談専用電話に連絡して事件が発覚しました。 警察は現金を宅配便で送付しないよう呼びかけるとともに、容疑者の特定を進めています。