「うがみんしょーらん」奄美の高校生が企画したツアーで観光客をおもてなし 鹿児島
南日本放送
奄美市の高校生が、島の魅力を伝えるツアーを企画し、観光客をもてなしました。奄美の魅力が詰まった3泊4日のツアーを取材しました。 【写真を見る】「うがみんしょーらん」奄美の高校生が企画したツアーで観光客をおもてなし 鹿児島 奄美市の奄美高校です。 (高校生)「ウェルカムセレモニーは彼が司会をしてくれます」 この日、3年生の生徒たちが、翌日に迫った島の魅力を伝えるツアーの準備に追われていました。 その名も「奄美の魅力フルコース堪能プロジェクト」。3泊4日で奄美大島を訪れる、関東や関西からのツアー客11人を生徒たちがもてなします。 東京の旅行会社の協力で実現したもので、企画からガイドまですべて生徒たちが手がけます。 リーダーを務めるのは、情報処理科3年の渡柚季さんです。 (奄美高校3年 渡柚季プロジェクトリーダー)「笑顔いっぱいで迎えたいなと思っている」 「いもーれ(いらっしゃいませ)奄美大島、うがみんしょーらん(こんにちは)」 ツアー初日。渡さんたちは、奄美空港でウェルカムセレモニーを開きました。 (奄美高校3年 渡柚季プロジェクトリーダー)「奄美大島での旅がお客様にとってかけがえのない思い出になるように私たち高校生一同全力で盛り上げていきます」 生徒たちが大島紬の「泥染め」で染めた巾着袋をツアー客にプレゼントしました。 翌日、奄美高校に集まったツアー客。ツアーの目玉「しまんちゅ学園」が始まりました。「しまんちゅ」は「島の人」を指す奄美の言葉で、島の文化に触れて魅力を感じてもらう授業です。 先生役は生徒たち。島の砂やシーグラス、貝殻を使ったフォトスタンド作りに、奄美の希少生物に扮してクイズも。 (高校生) 「私は天敵のハブから子どもたちを守るために、子どもたちを巣穴に隠しています」 「正解はアマミノクロウサギでした」 そして、しまんちゅ学園最後の授業が… (記者)「観光客と奄美高校の生徒たちが一緒に輪になって奄美伝統の八月踊りを踊ります」 旧暦の8月に収穫への感謝と来年の豊作を願って、男女が輪になって歌をかけあいながら踊る八月踊り。