ジョシュアとデュボアがタイトルマッチ、ウシク返上のIBF王座
【AFP=時事】ボクシング、ヘビー級4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)がIBF王座を返上したことを受け、9月21日にアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua)とダニエル・デュボア(Daniel Dubois)の英国勢による同王座を懸けたタイトルマッチが開催されると、26日に発表された。 【写真】ウシク戦に臨むデュボア 5月にタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)を判定の末に下し、ヘビー級史上初めてWBA、IBF、WBO、WBCの4団体統一王者となったウシクは、今年12月にフューリーとの再戦を予定しており、デュボアとの指名試合に臨むことはできなくなっていた。ウシクはこれまでに、フューリーとの再戦の際にタイトルを保持できるようIBF側にベルトを剥奪しないよう要請していた。 ソーシャルメディアに投稿した動画の中でウシクは、「アンソニーとダニエル、IBFのタイトルが君たちにとって大切なことは分かっている。これは9月21日の君たちへのプレゼントだ」と述べた。 これまで2度世界王者に輝いているジョシュアは、「しばらくデュボアのことを考えていた。手を掲げるまで、これから12週間は彼のことを考えるだろう」とコメント。 また34歳のジョシュアは、26歳のデュボアとの年齢差について考えたかと問われると、「フレッシュな気分だ。酒も飲まないし、タバコも吸わない。それだけだ。ボクシング以外のおふざけには巻き込まれたりしない。ボクシングでまっとうな生活を送っている」と述べた。 「これからの若いファイターたちよ、体と心に気を配れ」 一方でデュボアは、ジョシュアは「長い間キングだった」としつつ、「その夜の自分は王殺しになる必要がある。それが目標であり、使命だ」と続けた。 「拳に語らせる準備はできている。猛獣のようにトレーニングをして、100パーセントの準備ができている。かかってこい」 これまでの戦績はジョシュアが28勝3敗、デュボアが21勝2敗となっている。【翻訳編集】 AFPBB News