【特集】日本人の3~4割が”不眠症状” <睡眠>と”二酸化炭素”の意外な関係 ”睡眠導入アプリ”も(宮城)
二酸化炭素濃度が高い環境では、通常よりも早く眠りについた
実験の参加者(20代11人)は、二酸化炭素濃度が比較的高く設定された小さな部屋に2時間ごとに4回入る。 そこで、どのくらいの時間で眠りにつくか、頭に装着した機器で脳波や目の動きなどをもとに測定した。 グラフの縦軸は、眠りにつくまでの時間。 青い線は通常の環境、オレンジは二酸化炭素濃度が高く設定された環境だ。 すると、時間帯に関わらず濃度が高い環境では、通常よりも早く眠りにつくことが分かった。
睡眠に悩む人にとって、1つの解決策になれたら…
永富特任教授は、今後 今回の実験結果を活用し二酸化炭素濃度をコントロールする空調設備の実現などを見据えている。 東北大学の永富良一特任教授 「眠りたい時にどうしたらいいか、二酸化炭素も色んな睡眠に影響する要素の1つとして使えるんじゃないか。適正な睡眠危険を及ぼさないようにするにはどうしたらいいかというのは、こういう研究結果が役に立てるのかなと思う」