犯人逮捕の重要な決め手になることもある似顔絵。１３日、若手警察官に似顔絵の描き方を伝授する講習会が、愛媛県松前町の警察学校で開かれました。 県警察学校で開かれた講習会に参加したのは、「鑑識」を志望する若手警察官など２２人。まずは女性警察官をモデルに実際に顔を見ながら似顔絵に挑戦です。参加者らは作成した似顔絵を講師を務めた県警の似顔絵指導員のスケッチと比べ、その出来栄えを確認していました。 似顔絵指導員の林田警部補によりますと、コツは「絵のうまさ」ではなく顔の特徴を捉えることだということで、参加者らは目や鼻など顔のパーツごとの描き方を学んでいました。 宇和島警察署地域課鑑識を目指す警察官・篠崎舞巡査： 「現物があったら描きやすいなと思ったんですけども、（実際の）捜査はそうでもなくて、言葉で聞いてからその特徴を拾って顔を描くので、そこはもうちょっと向上していかないといけないなと思います」 県警刑事部鑑識課・林田聡似顔絵指導員： 「現場で（目撃者に）聴取していただいて即座に似顔絵を描いていただいて捜査に役立てる、そういう警察官をいっぱい育てていきたい」 県警では今年１０月末時点で２９の似顔絵を作成し、このうち１１件が犯人検挙につながったということで、デジタル社会の今もアナログな似顔絵が犯罪捜査の有力な手段となっているということです。 #愛媛県 #松前町 #警察学校 #講習会 #鑑識 #似顔絵 #指導員 #犯人検挙 #デジタル社会 #警察