老舗「熊本ホテルキャッスル」が東京の会社と資本・業務提携…コロナ禍で債務超過、経営立て直しへ
ホテル運営を手がける「Plan・Do・See(プラン ドゥ シー)」(東京)は25日、熊本市の老舗ホテル「熊本ホテルキャッスル」と資本・業務提携を結んだと発表した。24日付。キャッスルは新型コロナウイルス禍で債務超過に陥っており、提携で経営の立て直しを図る。 【写真】北九州市のホテルクラウンパレス小倉、マリオットブランドに変更…2026年改装オープン
プラン社側がキャッスルの株式2%を取得した。出資額は非公表。プラン社が運営する福岡市のホテル「ウィズザスタイルフクオカ」の奥地大祐・ゼネラルマネジャーがキャッスルの社長に就いた。
キャッスルは1960年創業。コロナ禍の2021年3月期決算で最終赤字となり、22年3月期に債務超過に陥った。24年3月期は4期ぶりに黒字化したが、3億円の債務超過となっている。
プラン社は全国で高級ホテルやレストランを展開しており、ノウハウを生かして業績改善に協力する。同社は「熊本の象徴的なホテルであり、提携を通じて街の価値を上げ続けるホテルをつくりたい」としている。