第3子の生まれた従業員に300万円の祝い金、もらった従業員「ファミリーカーを買って公園や温泉に」 広島県福山市の企業の独自制度
飲食業やスポーツ業などのファーストクリエートグループ(広島県福山市引野町)が従業員の出産、子育て支援として独自の出産祝い金制度を導入している。14日には、第3子が生まれたグループ会社の従業員に300万円を贈った。 【グラフ】中国5県の子育て支援策と実施自治体の例 グループは2019年に制度をスタート。現在は第1子が生まれた従業員に100万円、第2子に200万円、第3子以降は300万円を贈っている。これまでに計約30人が対象となった。 この日、グループ会社の総合建設業「松原組」(同町)が雇用し、同市明神町の室内ゴルフ練習施設「Evolvin(エヴォルヴィン)」で働く竹内大貴さん(33)に300万円を贈った。1月30日に次男が生まれ、「ファミリーカーを買って公園や温泉に行きたい。家族も大喜びしている」と感謝を述べた。 祝い金を手渡した松原組の中田正志専務(64)は「子どもが増えれば地域も活気づく。社員一人一人がよい環境で働けるよう取り組みを続けたい」と話した。
中国新聞社