木村拓哉主演「グランメゾン東京」が今冬映画化…連ドラから5年、舞台はフランス料理の本場・パリ
俳優の木村拓哉(51)が主演した2019年のTBS系日曜劇場「グランメゾン東京」が、今年冬に「グランメゾン・パリ」として映画化されることが6日、分かった。 連ドラから5年。再びフレンチのシェフを演じる木村は「5年ぶりにはなりますが、5年間各々(おのおの)の中で役がしっかり生きていたなという印象がものすごくありました」と実感する。「―東京」では日本でミシュランの三つ星を獲得。その時も「大きなゴールだと思ったんですけど、パリで三つ星というのは、ずっと挑んできていたものの手が届かないものだったので、それに手を伸ばす、というのは非常に大きな挑戦だなと思いました」と意気込む。 今年3月に、フランス料理の本場であるパリで大規模な撮影を敢行。日本語のセリフと変わらない量のフランス語での芝居にも挑戦し「台本を読んだ時は、それこそパリで三つ星をとるくらい『撮れるわけないだろう』という内容に感じたんですけど、それは自分自身が勝手に考えていたことで、いろいろな方のサポートを得たらできるものなんだなと思いましたし、感謝しかないです」と謝辞を並べた。 15年の「HERO」以来となる主演ドラマの映画化。「実際にお料理を召し上がっていただくことは難しいですが、本当に匂いまでお届けしたいくらいの美味(おい)しいお料理がいっぱい出てきます。『グランメゾン・パリ』のメンバーが、大人の本気を出して一品一品を仕上げていると思いますので、皆さんに劇場でぜひ召し上がっていただけたら」と木村らしい表現で呼びかけた。 〇…木村演じる主人公の右腕シェフを演じる鈴木京香(56)を始め、沢村一樹(56)、及川光博(54)、玉森裕太(34)らドラマでも活躍したキャストが集結。鈴木は「あっという間でしたが、パリでの充実した撮影を終えました。連続ドラマの時の思い出もよみがえってきたりして不思議な感覚になりもしました」と回想。昨年5月に病気療養を発表し、今冬放送の「グランメゾン―」スペシャルドラマで復帰する。「ドラマも映画もレストランも一人じゃできなくて、皆の力が集まって初めて良いものになると実感しました。それぞれのベストを尽くした作品に参加できて幸せでした」と語った。
報知新聞社